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クルーゾー ルッツ・ザイラー(著/文) - 白水社
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クルーゾー (クルーゾー)

文芸
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発行:白水社
四六判
502ページ
定価 4,000円+税
ISBN
978-4-560-09081-7   COPY
ISBN 13
9784560090817   COPY
ISBN 10h
4-560-09081-5   COPY
ISBN 10
4560090815   COPY
出版者記号
560   COPY
Cコード
C0097  
0:一般 0:単行本 97:外国文学小説
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2022年12月24日
最終更新日
2023年3月1日
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書評掲載情報

2023-04-22 日本経済新聞  朝刊
評者: 山本浩司(早稲田大学教授)
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紹介

国家崩壊を神話的に描く、21世紀の『魔の山』

 1989年夏、東ドイツで⽂学を学ぶエドは、恋⼈を事故で亡くして絶望し、人生からの逃亡を決意する。向かったのはバルト海に浮かぶ小さな島、ヒッデンゼー。対岸にデンマークを望むこの島は、自由を求める人々の憧れの地だ。島に到着したエドは、さしあたり⼀夏を過ごそうと「隠者亭」の⽫洗いの職に就く。実質、島はクルーゾーというカリスマ的な男によって統治されていた。強烈な影響力で周囲を動かすクルーゾーに、エドは畏怖と憧れを抱く。やがて、クルーゾーは詩への情熱からエドを特別な存在として認め、二人は心を通わせ、深い絆で結ばれていく。だが、夏が終わり、秘かに国境を越えようと住人が一人また一人と去っていくと、平穏な日々に亀裂が……。
 最後に一人、島に残った男が知る世界の大転換と、友との約束とは? 極限で見出した、真の自由と友情とは?
 いまドイツで最も注目され、《バッハマン賞》《ライプツィヒ書籍見本市賞》など、数多の文学賞の栄誉に輝く詩人が、夢と現実の境界を溶かす語りで、国家の終焉を神話に昇華させた長篇。本書で《ドイツ書籍賞》を受賞している。

著者プロフィール

ルッツ・ザイラー  (ルッツ ザイラー)  (著/文

Lutz Seiler
1963年、旧東ドイツのゲーラ生まれ。大工・左官の職業教育を経て、ハレのマルティン・ルター大学にて歴史学とドイツ文学を学ぶ。詩人としての地位を確立したのち、短編小説「トゥルクシブ」で2007年にインゲボルク・バッハマン賞を受賞し、2014年に『クルーゾー』で長編デビュー。同書はドイツ書籍賞およびウーヴェ・ヨーンゾン賞を受賞し、第二長編『シュテルン111』(2020)はライプツィヒ書籍見本市賞を受賞。そのほか詩人・小説家として、多数の文学賞を受賞。現在、ポツダム近郊とストックホルムを拠点に執筆を行う

金 志成  (キム チソン)  (翻訳

1987年大阪生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。早稲田大学文学学術院講師(任期付)を経て、2021年より東京都立大学人文社会学部准教授。訳書に『背後の世界』(トーマス・メレ著、河出書房新社、2018年)。本書『クルーゾー』の翻訳企画で、2020年にゲーテ・インスティトゥート東京の「かけはし文学賞」を受賞。著書『対話性の境界──ウーヴェ・ヨーンゾンの詩学』(法政大学出版局、2020年)で、第19回日本独文学会・DAAD賞を受賞。

上記内容は本書刊行時のものです。