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ケンジントン公園 ロドリゴ・フレサン(著/文) - 白水社
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ケンジントン公園 (ケンジントンコウエン)

文芸
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発行:白水社
四六判
494ページ
定価 4,200円+税
ISBN
978-4-560-09070-1   COPY
ISBN 13
9784560090701   COPY
ISBN 10h
4-560-09070-X   COPY
ISBN 10
456009070X   COPY
出版者記号
560   COPY
Cコード
C0097  
0:一般 0:単行本 97:外国文学小説
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2021年9月30日
最終更新日
2022年2月25日
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紹介

「永遠の少年」をめぐる奇想天外な傑作長篇

 児童文学の歴史に燦然と輝く永遠の古典『ピーター・パン』。その生みの親J・M・バリーに着想を与え、ピーター・パンのモデルとなったルウェリン=デイヴィス家の五人兄弟のひとりで、のちに出版社社主となったピーターの自殺で物語は幕を開ける。
 続いて、バリーの幼少期のエピソードに重ね合わせるようにして語り手自身の物語が始まる。章が進むうち、この謎の語り手が、今や知らぬ者はいない子供たちのヒーロー、時を駆ける永遠の少年ジム・ヤングの冒険を描く大人気シリーズの作者ピーター・フックであることが次第に明らかになる。
 バリーが生きたヴィクトリア朝からエドワード朝にかけてのロンドンと、自らが子供時代を過ごした1960年代のスウィンギング・ロンドンを奇妙に交錯させつつ、語り手フックは『ピーター・パン』の物語とバリーの生涯をなぞっていく。だが、そこにはある恐ろしい計画が隠されていた……
 実在/架空の登場人物とビートルズらの音楽に彩られ、獰猛な想像力と「脱線の文体」で紡がれる人生の一夜(ア・ナイト・イン・ザ・ライフ)の物語。アルゼンチンの奇才が放つ、13か国、9言語に翻訳されたファンタスティックな傑作長篇。

著者プロフィール

ロドリゴ・フレサン  (ロドリゴ フレサン)  (著/文

1963年ブエノスアイレス生まれ。1991年、短篇集Historia argentinaでデビュー、一躍ベストセラーとなる。その後、Vidas de santos(1993年)、Trabajos Manuales(1994年)、初の長篇小説Esperanto(1995年)など精力的に新作を発表。1999年バルセロナに居を移し、2001 年の第二長篇Mantraに続き、2003年に刊行した三作目の長篇小説Jardines de Kensingtonによって国際的に名を高め、9言語に翻訳された。近作にLa parte inventada(2014年)、La parte soñada(2017年)、La parte recordada(2019年)からなる「語られた部分」三部作がある。最新作はMelville(2022年)。

内田 兆史  (ウチダ アキフミ)  (翻訳

1968年生まれ。東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程単位取得退学。明治大学准教授。共訳書にボラーニョ『2666』(白水社)、ボルヘス『序文つき序文集』(国書刊行会)。

上記内容は本書刊行時のものです。