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郝景芳短篇集 郝景芳(著/文) - 白水社
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郝景芳短篇集
発行：白水社
四六判
256ページ
定価
2,400円+税
- 書店発売日
- 2019年3月21日
- 登録日
- 2019年1月29日
- 最終更新日
- 2019年3月27日
書評掲載情報
| 2021-03-13 |
東京新聞／中日新聞
朝刊 評者: 仲俣暁生（文芸評論家） |
| 2021-01-17 |
産經新聞
朝刊 評者: 大森望（書評家） |
| 2019-09-21 | 日本経済新聞 朝刊 |
| 2019-06-23 |
読売新聞
朝刊 評者: 岸本佐知子（翻訳家） |
| 2019-05-26 |
毎日新聞
朝刊 評者: 中島京子（作家） |
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紹介
ケン・リュウも注目の中国SF作家、初の短篇小説集！
「北京 折りたたみの都市」でヒューゴー賞を受賞し、いま最も注目されているSF作家の初の短篇小説集。社会格差や高齢化、エネルギー資源、医療問題、都市生活者のストレスなど、現代の中国社会が抱える様々な問題が反映された全７篇。
「北京 折りたたみの都市」
物語の舞台は、産業の自動化が進んだ北京。人間の労働力が不要になった都市で、人口増加と失業問題を解決するために折りたたみ式の都市が建設され、人々はそこで生活している。都市は三つの空間に分割され、第一空間では富裕層のみが地表で24時間を過ごし、折りたたまれた残りの第二空間、第三空間の人間は24時間を分けあう。互いの行き来は厳しく制限されている。第三空間のゴミ処理場で働く48歳の老刀（ラオダオ）は娘を幼稚園に入れるお金を工面するために、第一空間に忍び込もうとするが……。
「弦の調べ」「繁華を慕って」
宇宙からやってきた「鋼鉄人」が地球を侵略する。ヴァイオリニストの斉躍（チー・ユエ）は、師に従って鋼鉄人が拠点としている月を爆破する計画を手伝うことに。共振を起こして弦に見立てた宇宙エレベーターを震動させ、音楽によって爆破するという計画だったが……。バイオリニストの夫の視点からの「弦の調べ」と、作曲を志してイギリスに留学する妻の側から語られる「繁華を慕って」は対になり、夫婦の心の弦が響き合う。
目次
北京 折りたたみの都市
弦の調べ
繁華を慕って
生死のはざま
山奥の療養院
孤独な病室
先延ばし症候群
上記内容は本書刊行時のものです。
