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地獄の門 モーリス・ルヴェル(著/文) - 白水社
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地獄の門 (ジゴクノモン)

新書
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発行:白水社
新書判
358ページ
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-560-07239-4   COPY
ISBN 13
9784560072394   COPY
ISBN 10h
4-560-07239-6   COPY
ISBN 10
4560072396   COPY
出版者記号
560   COPY
Cコード
C0297  
0:一般 2:新書 97:外国文学小説
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2022年2月28日
最終更新日
2022年4月12日
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紹介

魂の戦慄を描く、乱歩絶賛の残酷コント集

 空腹を抱えた浮浪者が街道で金貨を拾うが、村の人々はそれを盗んだ金と決めつけて受け取りを拒否する。途方に暮れた男は行き会ったもう一人の浮浪者に、小銭との交換を持ちかけるが……「街道にて」。
 息子が乗り組んだ潜水艦が撃沈されたという知らせを受けた老夫婦。一時金200フランに加えて国から遺族年金が出ると言われたが、父親は納得できない。ところがその夜、戦死したはずの息子が帰ってきた……「生還者」。
 人生の残酷や悲哀、運命の皮肉を短い枚数で鮮やかに描き、ポーやヴィリエ・ド・リラダンの後継者と称されたルヴェルの残酷コントは、20世紀初めのフランスで絶大な人気を博し、本邦に紹介されて江戸川乱歩や夢野久作らも魅了した。第一短篇集『地獄の門』収録作を中心に、新発見の単行本未収録作を加えた全36篇を新訳で刊行。

著者プロフィール

モーリス・ルヴェル  (モーリス ルヴェル)  (著/文

1875-1926年。フランスの作家。パリで医学を学び、趣味で書き始めた短篇小説が《ル・ジュルナル》紙に採用され作家となる。数百篇に及ぶ短篇の多くは恐怖や悲哀、異常心理を主題とし、ポーやモーパッサンの系譜を継ぐ残酷物語として人気を博した。グラン・ギニョル劇場で残酷劇も執筆。短篇集に『地獄の門』(1910)、『夜鳥』(1913)がある。大正・昭和初期に《新青年》誌で紹介され、江戸川乱歩、夢野久作らが熱烈な賛辞を捧げた。

中川 潤  (ナカガワ ジュン)  (編集 | 翻訳

翻訳家。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。個人出版レーベル・エニグマティカ主宰。フランスの怪奇文学や古典探偵小説の翻訳紹介を行なう。

上記内容は本書刊行時のものです。