..
【利用不可】
書店員向け情報 HELP
サンアントニオの青い月
発行:白水社
新書判
300ページ
定価
1,900円+税
- 書店発売日
- 2019年12月26日
- 登録日
- 2019年10月29日
- 最終更新日
- 2019年12月24日
紹介
移民の町に響く女たちの声
「わたしたちはこの世界を立て直しながら生きていくんだ。人生はこんなふうに生きるものだって感じで、(…)怒りと欲望と、喜びと悲しみと、そしてたぶん、愛も、それで傷つくまで。でも、チクショウ、みんな(ガール)。生きてこうぜ。」(本書より)
メキシコからやってきた花嫁、誘拐犯の子を身ごもった少女、自称詩人のメキシコ男に熱をあげるチカーナ、メキシコ革命の英雄サパタを愛した女――。希望と挫折が交差するメキシコとの国境の町で、自分自身を生きようとしはじめた女たちの圧倒的な声の集積。ことばが躍り、魂が輝く22の掌篇。
女たちが前向きに生きようとする声は、現代を生きる日本の読者の心にぐっと迫ってくる。読者はいつのまにか、大いに励まされていることに気づくだろう。解説=金原瑞人。
上記内容は本書刊行時のものです。