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食と農の羅針盤のあり方を問うー食料・農業・農村基本計画に寄せて― 編集代表:谷口信和 編集担当:安藤光義(著/文) - 農林統計協会
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食と農の羅針盤のあり方を問うー食料・農業・農村基本計画に寄せて― (ニホンノウギョウネンポウロクジュウゴ ショクトノウノラシンバンノアリカタヲトウーショクリョウ ノウギョウ ノウソンキホンケイカクニヨセテ) 巻次:日本農業年報65

社会科学
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A5判
縦210mm 横148mm 厚さ13mm
重さ 350g
220ページ
定価 2,800円+税
ISBN
978-4-541-04304-7   COPY
ISBN 13
9784541043047   COPY
ISBN 10h
4-541-04304-1   COPY
ISBN 10
4541043041   COPY
出版者記号
541   COPY
Cコード
C3033  
3:専門 0:単行本 33:経済・財政・統計
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2019年12月20日
書店発売日
登録日
2019年12月11日
最終更新日
2019年12月11日
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紹介

2020年は食料・農業・農村基本計画策定の年である。従来は計画策定の前年1月頃に審議会(企画部会)に諮問され、おおむね秋頃までにこれまでの施策および新たな施策の検討が行われた後、食料自給率目標を含む新たな計画指標の確定と答申案が3月に決定されるという手順を踏んできた。
しかし、本年報の企画会議を開催した2019年5月時点では、今回は企画部会による聞き取りが続いているだけで、具体的な作業に入るのは相当遅れることが予想された。その結果、時間をかけた検討を期待することはできず、また、その検討の場に提案される意見も非常に限られたものとなってしまうことが懸念されていた。
そこで今回の日本農業年報では『食と農の羅針盤のあり方を問う』と題し、主として食料安全保障を切り口に専門家の論稿を収録する(第Ⅰ部)だけでなく、食料・農業・農村政策に関連するステークホルダーの方々から基本計画に対する意見や要望を幅広く収集し、発信を図る(第Ⅱ部)ことにした次第である。(「はしがき」より)

目次

はしがき 

総論 食料・農業・農村基本法における食料自給率と基本計画の意義
―食料安全保障論の再検討―(谷口信和)
 
第Ⅰ部 基本計画を再考する―食料安全保障の視点から―

第1章 食料自給率・自給力からみた基本計画の検証(矢口芳生)

第2章 格差と食料
―所得階層別にみた食料消費の長期的趨勢と価格上昇反応―(小嶋大造)

第3章 食料需給構造の変化からみた基本計画の検証
―需要構造の変化に対応した生産・供給体制と土地利用―(鵜川洋樹)

第4章 再検討が迫られる構造政策と農地中間管理機構(安藤光義)

第5章 「持続可能な食と地域づくりに向けたJAグループの取り組みと提案」について(馬場利彦)

第6章 食料の輸入依存と国際貿易協定(服部信司)

第7章 EUの食料安全保障―その多様な視点―(石井圭一)

第8章 スイスの食料安全保障と国民的合意の形成(平澤明彦)

第9章 米韓FTAで危機が深化する韓国の農業・農村(柳 京煕)

第Ⅱ部 私たちはこう考える―ニッポンの食と農の未来系 

憂う我が国(薮田秀行)

憲法と人権―農民の人権は守られているか―(坂本進一郎)

リーダー養成と所得確保の施策展開が急務(吉弘昌昭)

農業の持続的発展と農村の再生(柚木茂夫)

支えあう集落と家族農業の残る政策を
―5回目の食料・農業・農村基本計画の見直しに向けて―(北沢俊春)

全日農は未来に責任を持った食と農をめざす(市村忠文)

私たちが「基本計画」に求めるもの(真嶋良孝)

我が国の酪農経営の現状(三国 貢)

保育園・幼稚園・学校給食をオーガニックに!(久保田裕子)

食品ロスと食の未来(田中入馬)

欧米先進国の“畜産革命”と日本社会の現状
―家畜フードシステム開発の課題―(松木洋一)

飼料用米の定着・拡大こそ食料安全保障の要である(信岡誠治)

新たな「食料・農業・農村基本計画」に関する意見(並木 崇)

●執筆者情報
総 論 谷口信和(たにぐちのぶかず)(東京大学名誉教授)

第Ⅰ部 基本計画を再考する―食料安全保障の視点から―
第1章 矢口芳生(やぐちよしお)(福知山公立大学地域経営学部教授)
第2章 小嶋大造(こじまだいぞう)(東京大学大学院農学生命科学研究科准教授)
第3章 鵜川洋樹(うかわひろき)(秋田県立大学生物資源科学部教授)
第4章 安藤光義(あんどうみつよし)(東京大学大学院農学生命科学研究科教授)
第5章 馬場利彦(ばばとしひこ)(一般社団法人日本協同組合連携機構代表理事専務)
第6章 服部信司(はっとりしんじ)(東洋大学名誉教授・国際農政研究所代表)
第7章 石井圭一(いしいけいいち)(東北大学大学院農学研究科准教授)
第8章 平澤明彦(ひらさわあきひこ)(株式会社農林中金総合研究所基礎研究部主席研究員)
第9章 柳 京熙(ゆうきょんひ)(酪農学園大学農食環境学群・食と健康学類教授)

第Ⅱ部 地域に見る生産調整対応の諸相
薮田秀行(やぶたひでゆき)(株式会社やぶ田ファーム 代表取締役)
坂本進一郎(さかもとしんいちろう)(大潟村 農民)
吉弘昌昭(よしひろまさあき)(農事組合法人ファームおだ 元組合長理事)
柚木茂夫(ゆのきしげお)(一般社団法人全国農業会議所 専務理事)
北沢俊春(きたざわとしはる)(一般社団法人東京都農業会議 参与)
市村忠文(いちむらただふみ)(全日本農民組合連合会 書記長)
真嶋良孝(ましまよしたか)(農民運動全国連合会 副会長)
三国 貢(みくにみつぐ)(一般社団法人全国酪農協会 常務理事)
久保田裕子(くぼたひろこ)(NPO法人日本有機農業研究会 理事)
田中入馬(たなかいるま)(公益財団法人日本フードバンク連盟 理事)
松木洋一(まつきよういち)(日本獣医生命科学大学名誉教授)
(アニマルウェルフェアフードコミュニティジャパン 会員)
信岡誠治(のぶおかせいじ)(一般社団法人日本飼料用米振興協会 理事)
並木 崇(なみきたかし)(公益財団法人世界自然保護基金ジャパン 自然保護室)

著者プロフィール

編集代表:谷口信和 編集担当:安藤光義  (ヘンシュウダイヒョウ タニグチノブカズ ヘンシュウタントウ アンドウミツヨシ)  (著/文

谷口信和(東京大学名誉教授)
安藤光義(東京大学大学院農学生命科学研究科教授)

上記内容は本書刊行時のものです。