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「負けてられねぇ」と今日も畑に 豊田直巳(著/文 | 写真) - 農山漁村文化協会
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「負けてられねぇ」と今日も畑に (マケテラレネェトキョウモハタケニ) 家族とともに土と生きる (カゾクトトモニツチトイキル)

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AB判
32ページ
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-540-17188-8   COPY
ISBN 13
9784540171888   COPY
ISBN 10h
4-540-17188-7   COPY
ISBN 10
4540171887   COPY
出版者記号
540   COPY
Cコード
C8736  
8:児童 7:絵本 36:社会
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2018年1月18日
最終更新日
2018年1月18日
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紹介

四世代が一緒に暮らし、日本一の山菜(行者ニンニク)栽培をめざしてきた農家。原発災害後も「負けてられねえって」と自らを鼓舞しつつ仮設から畑に通い続ける家族の姿を活写、土とともに生きる人間の美しさを描く。

目次

アイヌの人が「キトピロ」とよんだ山の恵み、高い香りと栄養価で知られる行者ニンニク。その栽培に夢をかけた農家がありました。菅野隆幸さん、益枝さん夫妻です。
種まきから収穫まで7年もかかり、ひじょうに成長がおそい行者ニンニク。二人は、その種を村のなかの広い畑に、森や林のなかにもまきました。
それから7年目の春3月、菅野さんが住む飯舘村に放射性物質が降り注ぎました。収穫目前の行者ニンニクの畑にも。
待ちわびた収穫・出荷はできなくなり、一家も村から避難することになりましたが、行者ニンニク栽培はあきらめませんでした。
家族とともに土と生きてきた農家の、百姓としての誇りがありました。「負けてられねぇ」と秘めた誇りが……。
一家を支えた田畑も、家族の団らんも、生まれそだった村もうばった放射能です。でも、「誇り」まではうばえませんでした。
菅野さん夫妻は、応急仮設住宅から、避難先に借りた畑に通いながら、行者ニンニクの栽培を再開しました。

著者プロフィール

豊田直巳  (トヨダナオミ)  (著/文 | 写真

フォトジャーナリスト。1956年、静岡県生まれ。日本ビジュアルジャーナリスト協会(JVJA)会員。長年にわたり、イラクやパレスチナなどの紛争地、アジア各地の内紛・内戦などの「見えない戦争」を取材。東日本大震災後は、チェルノブイリの取材経験をもとに、福島(飯舘村)を中心に取材活動を継続し、映画も製作。

上記内容は本書刊行時のものです。