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食べるとはどういうことか 藤原辰史(著/文) - 農山漁村文化協会
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【利用不可】

食べるとはどういうことか (タベルトハドウイウコトカ) 世界の見方が変わる三つの質問 (セカイノミカタガカワルミッツノシツモン)

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四六判
176ページ
定価 1,500円+税
ISBN
978-4-540-17109-3   COPY
ISBN 13
9784540171093   COPY
ISBN 10h
4-540-17109-7   COPY
ISBN 10
4540171097   COPY
出版者記号
540   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2019年1月25日
最終更新日
2022年1月22日
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書評掲載情報

2021-01-23 東京新聞/中日新聞  朝刊
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紹介

藤原辰史さんは、人間をチューブに見立てたり、台所や畑を含めて食をとらえるなど、「食べる」ということをめぐって斬新な視点を提供している。本書では、「食べる」ということをめぐる3つの問いを軸に、中高生とともにその本質に迫っていく。そのなかで、現代というのは、じつは、食べる場と作物や動物を育てる場(動物を殺す場含む)が切り離された社会であることが浮かび上がってくる。それでは未来の食はどうなっていくのか。藤原さんと中高校生の白熱した議論を臨場感たっぷりに再現する。
【目次】
●〈第一の質問〉いままで食べたなかで一番おいしかったものは?
歴史研究という仕事/三輪トラックの荷台で食べたトウモロコシは最高!/答えのない問いを立ててみる など
●<第二の質問> 「食べる」とはどこまで「食べる」なのか? 
「食べる」と「入れる」の違いって?/人間の食と動物の食は同じ? 違う?/「食の哲学」の目次をつくる/「食べる」ってどこまでが食べるなの?/人間は「生き物殺し装置」だった/人間はホラーなチューブなのだ など
●<第三の質問>「食べること」はこれからどうなるのか?
欲望の上に乗っかっているもの/完全栄養の食品はすごくマズい?/見せるために食べる/食べものは感覚や欲望の交差点/最後に一言ずつ感想を など

目次

この本を手にとってくださった方へ 
登場人物紹介
この本ができるまで

〈第一の質問〉いままで食べたなかで一番おいしかったものは?
【解説1】なかなか言葉にならない「あの時のおいしさ」のこと
 「おいしい」は一筋縄ではいかない
「おいしい」の三つのカテゴリー
「食べる」はネットワークに絡めとられている
【対話1】自分たちのあたりまえを考える「哲学」について
 歴史研究という仕事
三輪トラックの荷台で食べたトウモロコシは最高!
自己紹介・ そらさんの場合
自己紹介・ ケイさんの場合
自己紹介・ 達兄さんの場合
自己紹介・ コーセイさんの場合
自己紹介・ リョウタローさんの場合
自己紹介・ シュンスケさんの場合
自己紹介・ アヤさんの場合
自己紹介・ ユータさんの場合/答えのない問いを立ててみる

〈第二の質問〉「食べる」とはどこまで「食べる」なのか?
【解説2】食べられる側の気持ちになってみること
 解くのが困難な問い
キッチンシンクのパフォーマンスから見えてきたこと
食べものの気持ちになってみる
食べることについての二つの見方
【対話2】『食の哲学』という本をみんなで書くとしたら?
 「食べる」と「入れる」の違いって?
 人間の食と動物の食は同じ? 違う?
 『食の哲学』の目次をつくる
 「食べる」ってどこまでが食べるなの?
 人間は「生きもの殺し装置」だった/人間はホラーなチューブなのだ

お昼休憩のコラム「くさいこと」と「おいしいこと」

〈第三の質問〉「食べること」はこれからどうなるのか?
【解説3】食べものから噛みごたえがなくなっていく未来のこと
 食べることは煩わしいことか
 ゼリーやムースのような食事
 噛むこと、共に食べることの意味
 無料食堂という試み
【対話3】答えを探すのではなく、みんなの「考える種をまく」
 欲望の上に乗っかっているもの
 完全栄養の食品はすごくマズい?
 見せるために食べる
 食べものは感覚や欲望の交差点
 最後に一言ずつ感想を

【アフタートーク】からだに耳を澄ます
 座談会を終えて
 BSEと鳥インフルエンザの衝撃
 わたしたちの世界の根底にある飢えへの恐怖
 現代の日本にも飢えはある
 趣味から歴史に入る
 あたりまえのことを問い続けるスリリングさ
 子どものほうが哲学の近くにいる
 「人間とは何か」という山への登り方
 身体感覚を伴う問いの大切さ

上記内容は本書刊行時のものです。