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人事・総務担当者のための  ハラスメント研修 設計・実践ハンドブック 加藤 貴之(著/文) - 日本法令
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人事・総務担当者のための ハラスメント研修 設計・実践ハンドブック (ジンジソウムタントウシャノタメノハラスメントケンシュウセッケイジッセンハンドブック)

社会一般
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発行:日本法令
A5判
264ページ
定価 2,200円+税
ISBN
978-4-539-72758-4   COPY
ISBN 13
9784539727584   COPY
ISBN 10h
4-539-72758-3   COPY
ISBN 10
4539727583   COPY
出版者記号
539   COPY
Cコード
C2034  
2:実用 0:単行本 34:経営
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年6月
書店発売日
登録日
2020年5月14日
最終更新日
2020年6月9日
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紹介

効果を最大限に引き出す研修デザインのポイント

◆パワハラ、セクハラ、マタハラ等を一掃する手法とは?
◆それぞれの職場にあった研修「カスタマイズ」のノウハウ
◆テスト、クイズ、ワーク等の研修ツールも豊富に紹介!

パワハラ防止法制が令和2年6月からスタート。
このタイミングに合わせて、従業員へのパワハラ研修を予定している企業も多い。
しかし、パワハラを含むハラスメントの態様は企業の規模や業種、
個別的環境によって大きく異なり、一律の「教科書的な」研修を行っても、
ほとんど防止効果は見込めない。
自社の実態や実例に合わせ、それを徹底的に分析・検討した上で対策をとることが重要だ。
また、ハラスメントとなることを恐れるあまり、
社員教育やコミュニケーションが不能になってしまうケースもある。
こうしたマイナス効果を抑えつつ、効果的な研修を行うことが
人事・総務部門の今後のミッションとなってくるだろう。
そこで本書では、さまざまなハラスメントを解決するための
「効果を引き出す」研修をデザインし、実践する際のポイントを解説する。

目次

目次

第1章 研修はシンプルに考える
□2つの内容だけで、ハラスメント研修はできる
□研修は「判断力」と「対応力」を高めてもらうもの
□研修で大切な「リテンション」と「トランスファー」
□職場に合わせて「カスタマイズ」する
□研修の目的は「備えること」
□たった2つのことを再確認する

第2章 研修の準備をする
□研修時間の目安はどのくらい?
□研修会場のレイアウトは?
□10分ごとのモジュールをつくる
□練習は声に出すのは数回、あとは頭の中でやる
□レジュメ・配付資料はどんなものにする?
□どんなスライドがよいか?
□質問にどう備えておくか?
□受講者のニーズを探ることも重要な準備
□「ブリーフィング」という方法でもよい
□ウェブ研修という方法もある
□どんな情報源から情報を集めればよい?

第3章 法律と指針を確認しておく
□4つのハラスメントの法律を確認しておく
□4つの指針について知っておく
□4つの指針における各ハラスメントの「定義」は?
□4つの指針でわかるハラスメントの全体構造
□指針で求められている措置は、10又は11項目
□4つの指針の相談後の対応の違いを比較する

第4章 ハラスメントとは何か?
□ハラスメントは、一方的な言動で起こる
□パワーハラスメントとは何か?
□「オセロ」のようなイメージ
□「置き換えテスト」を使って考えてみる
□パワハラによって生じるダメージとは?
□「厚労省の企業名公表」より怖い「SNSの企業名公表」
□パワハラが起こると「情報」が上がってこなくなる
□パワハラはものを言えない職場で起こりやすい
□パワハラ対策の管理職にとってのメリットは?
□「よりよいマネジメント」を考えるだけでよい
□パワハラ対策の全体像と相場観をつかんでおく
□「パワハラのトライアングル」を意識した研修デザインも
□社内ルールの確認は研修に必ず入れる
□「監督責任」の研修がパワハラ防止のカギを握る
□セクシュアルハラスメントとは何か?
□マタニティハラスメントとは何か?
□シンプルな防止策は、「相手の話を聞くこと」

第5章 どう対応したらよいか?

対 応 編
□ハラスメントを受けたら? …相談する
□ハラスメントを受けたら? …距離をとる
□同僚として相談を受けたら?
□上司として相談を受けたら?
□ハラスメントを目撃したら?
□ハラスメントをしてしまったと思ったら?
□部下のハラスメントに気付いたら?

コミュニケーション編
□「短いコミュニケーション」を増やす
□双方向のコミュニケーションにする
□「さん付け」で名前を呼ぶ
□叱る前に「予告」をしておく
□叱る目的をはっきりさせる
□「ねぎらい」の言葉を増やす
□フェイルセーフ状態をつくっておく
□「ワン・オン・ワン・ミーティング」をする
□「プッシュ型」から「プル型」へ
□「3秒間の沈黙」をつくる
□「インターチェンジ」を増やす
□部下等からリスク情報を早めに伝える
□部下等からホウレンソウの「相談」を使う
□部下等から上司や先輩に話しかける

指 導 編
□家を建てるためにレンガを積め
□結果が出るまでの「タイムラグ」を見込んでおく
□結果が出ない人には、プロセスの改善にフォーカスする
□アドバイスをしてくれる人を持つ

判 断 編
□「他の人だったら…? 」と考える
□「自分だったら…? 」と考える
□「より良いマネジメントはないか?」と考える

第6章 研修用ツールを作り、ワークを取り入れる
□研修用ツールを作り、ワークを取り入れる
□就業規則から「テスト」を作る
□4つの指針から「テスト」を作る
□アンケート結果を「クイズ」にする
□その場で「クイズ+実態調査」をする
□研修用ビデオを使って、ディスカッション
□「簡易チェックリスト」を用意しておく

第7章 研修デザインの参考例
□研修の組立て方は、最小から増やしていく
□相手に合わせて2つの内容を配分する
□パワハラ、セクハラ、マタハラのどれにウエイトを置くか
□10分単位のモジュールを作っておいて組み立てる

著者プロフィール

加藤 貴之  (カトウ タカユキ)  (著/文

加藤 貴之〔かとう・たかゆき〕
1962年生。早稲田大学卒。米経済誌『フォーブス』日本版編集部勤務後、情報サイト「ストレスケア・コム」設立。
日本産業カウンセリングセンターコンサルタントを経て、2000年から(株)メンティグループ代表取締役コンサルタント。
「組織コミュニケーション」の観点から企業・官公庁のパワハラ対策に携わり、1万人を超える人にパワハラ研修を行う。
著書:『ストレス解消ハンドブック』(PHP研究所) 監修ビデオ:『メンタルケアの聞く技術』
『セクハラ相談 加害者ヒアリングの進め方』(以上、日本経済新聞出版社)、
『メンタルヘルスケア実践のポイント』(PHP研究所)、『上司が萎縮しないパワハラ対策』(日本法令)。

上記内容は本書刊行時のものです。