..
【利用不可】
書店員向け情報 HELP
出版者情報
科学者をまどわす魔法の数字,インパクト・ファクターの正体
誤用の悪影響と賢い使い方を考える
発行:日本評論社
A5判
176ページ
定価
2,600円+税
- 初版年月日
- 2021年1月20日
- 書店発売日
- 2021年1月19日
- 登録日
- 2020年12月1日
- 最終更新日
- 2021年1月21日
書評掲載情報
2021-04-24 |
朝日新聞
朝刊 評者: 須藤靖(東京大学教授・宇宙物理学) |
MORE | |
LESS |
紹介
業績評価の指標として機械的に使われる傾向のあるインパクト・ファクターについて、具体的なデータに基いて検証し、警鐘をならす。
目次
プロローグ 間違った指標で評価される科学者たち
第1章 インパクト・ファクターとは何か
1-1 インパクト・ファクターの定義
1-2 インパクト・ファクターの起源
1-3 とまらないインパクト・ファクターの誤用
第2章 インパクト・ファクターの誤用とその問題点
2-1 雑誌のインパクト・ファクターからではわからない、個々の論文の被引用回数
2-2 分野によって大きく異なるインパクト・ファクター
2-3 分野の大きさとインパクト・ファクター:超高IF雑誌は、小さい分野では生まれ得ない
2-4 分野の違いと2年インパクト・ファクター
2-5 分野による共著者数の違いとインパクト・ファクター
2-6 不透明なインパクト・ファクター算出法
2-7 引用行動から見た論文の被引用回数と論文の質との関係
第3章 インパクト・ファクターの誤用のもたらすもの
3-1 個々の研究者による論文の被引用回数の操作
3-2 出版社や編集委員によるインパクト・ファクターの操作
3-3 撤回論文の増加
3-4 グレイ・ゾーンの研究行為
3-5 下降効果:華々しい結果が時とともに消えていく
3-6 白、それともグレイ
3-7 科学研究の再現性の危機
3-8 インパクト・ファクターの落とし子:世界大学ランキング
第4章 インパクト・ファクター偏重主義根絶への動き
4-1 インパクト・ファクターの不適切な使用に関するEASE声明
4-2 研究評価に関するサンフランシスコ宣言
エピローグ
上記内容は本書刊行時のものです。