版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
わたしもじだいのいちぶです 康 潤伊(著/文 | 編集) - 日本評論社
..
詳細画像 0
【利用不可】

わたしもじだいのいちぶです (ワタシモジダイノイチブデス) 川崎桜本・ハルモニたちがつづった生活史 (カワサキサクラモトハルモニタチガツヅッタセイカツシ)

社会一般
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:日本評論社
A5判
216ページ
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-535-58728-1   COPY
ISBN 13
9784535587281   COPY
ISBN 10h
4-535-58728-0   COPY
ISBN 10
4535587280   COPY
出版者記号
535   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2019年1月30日
書店発売日
登録日
2018年12月1日
最終更新日
2019年1月10日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2019-05-19 東京新聞/中日新聞  朝刊
2019-04-28 読売新聞  朝刊
評者: 坂井豊貴(慶應大学教授、経済学者)
MORE
LESS

紹介

磯部涼氏(ライター/『ルポ 川崎』著者)、温又柔氏(小説家)推薦!

ふるえる手でつづった一字一字が、過去・現在・未来を語り出す――
学ぶことをあきらめなかったハルモニ(おばあさん)たちの、鮮やかな生の記録。

川崎臨海部の工業地帯に位置する小さな町・桜本。
戦前から今に至るまで、様々なルーツを持つ人々を受け入れてきたこの町に、字の読み書きが困難な在日コリアンや日系移民の女性たちの集う識字学級がある。
差別や戦争が原因で、高齢になるまで学習の機会を奪われてきた彼女たちは、この教室で文字を手にし、自らの人生について書きつづるなかで、心の奥にしまわれていた記憶や思いをひとつひとつ言葉にしてきた。
本書に収められた作文は、故郷を離れてたどりついた町の片隅で、汗を流して働き、家族を支えながら生きてきた女性たちの確かな経験を伝えてくれる。
それらは同時に、この社会の現在と未来をも照らし出す。
いま聞き届けるべき声がここにある。

目次

はじめに 三浦知人
この本に登場するハルモニたち
プロローグ――識字学級という空間 鈴木宏子

第一部 記憶
朝鮮に生まれて
いくども海を渡る

第2部 どう生きてきたか
働きづめの日々
くらしの色彩
家族へ
解説

第3部 いま思うこと
老いと向き合う
はじめて声をあげた日
解説

第4部 教室の外へ
「おもい」を開く
ひびきあう道のり

特別寄稿 ハルモニたちの言葉と向き合う 石橋学

全体解説 途方もない〈余白〉をみつめて 康潤伊
おわりに 鈴木宏子

執筆者プロフィール

著者プロフィール

康 潤伊  (カン ユニ)  (著/文 | 編集

早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程/早稲田大学教育学部国語国文学科助手

鈴木宏子  (スズキ ヒロコ)  (著/文 | 編集

ふれあい館識字学級共同学習者

丹野清人  (タンノ キヨト)  (著/文 | 編集

首都大学東京人文社会学部教授

上記内容は本書刊行時のものです。