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スーパーインテリジェンス
超絶AIと人類の命運
- 書店発売日
- 2017年11月28日
- 登録日
- 2017年11月3日
- 最終更新日
- 2017年12月1日
書評掲載情報
2018-02-25 |
朝日新聞
朝刊 評者: 佐倉統(東京大学教授・科学技術社会論) |
2018-02-24 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 松尾豊(東京大学特任准教授) |
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紹介
■AIについての最も重要な命題=人類はAIを制御できるか、という「AIコントロール問題」と真正面から格闘した本命本。
■近未来に、汎用的な能力においても思考能力においても、そして、専門的な知識・能力においても、人類の叡智を結集した知力よりもはるかに優れた超絶知能(スーパーインテリジェンス)が出現した場合、人類は滅亡するリスクに直面する可能性がありうる。そのリスクを回避するためには、スーパーインテリジェンスを人類がコントロールできるかどうかが鍵を握る。果たして、そのようなことは本当にできるのか?
■オックスフォード大学の若き俊英、ニック・ボストロム教授が、スーパーインテリジェンスはどのようにして出現するのか、どのようなパワーを持つのか、いずれ人類がぶち当たる可能性のある最大の難問、「AIのコントロール問題」とは何か、解決策はあるのかなどについて、大胆にして、きわめて緻密に論じる。2014年秋に原著が出版されるや、瞬く間にニューヨーク・タイムズ紙ベストセラーとなり、イーロン・マスク、ビル・ゲイツ、S・ホーキング博士およびその他多数の学者や研究者に影響を与え、AIの開発研究は安全性の確保が至上命題であることを広く認識させるきっかけとなった。
■近未来においてスーパーインテリジェンスは実現する可能性はあるのか? どのようなプロセスで実現されるのか?スーパーインテリジェンスはどのような種類の能力をもち、人類に対してどのような戦略的優位性をもつのか? その能力が獲得される要因は何か? 人類が滅亡する危機に直面するリスク、人類との共存の可能性についてどう考えるべきか? これらAIをめぐる真に根源的な問題について著者は、類書をはるかに超えた科学的、論理的な考察を徹底して慎重に積み重ね、検証する。
目次
スズメの村の、終わりが見えない物語
第1章 人工知能の発展、現在の能力
第2章 スーパーインテリジェンスへの道程
第3章 スーパーインテリジェンスの形態
第4章 知能爆発の速さ
第5章 戦略的優位性
第6章 卓越した認知能力を持つスーパーパワー
第7章 スーパーインテリジェンスの意思
第8章 人類滅亡:脅威は命運か
第9章 コントロール問題:超絶知能を制御できるのか
第10章 AIシステムの四つのタイプ:「オラクル」「ジーニー」「ソブリン」「ツール」
第11章 多極シナリオ:複数のスーパーインテリジェンスの世界
第12章 価値観の獲得
第13章 選定基準の選択
第14章 戦略的展望
第15章 試練の時
上記内容は本書刊行時のものです。