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会計の世界史
イタリア、イギリス、アメリカ――500年の物語
- 書店発売日
- 2018年9月27日
- 登録日
- 2018年8月25日
- 最終更新日
- 2018年9月27日
書評掲載情報
2019-04-06 | 朝日新聞 朝刊 |
2018-12-08 | 日本経済新聞 朝刊 |
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紹介
数字のウラに隠された、驚くべき人間ドラマ。
誰にも書けなかった
「会計エンタテインメント」爆誕!
【本書の特徴】
その1 ダ・ヴィンチ、レンブラント、スティーブンソン、フォード、
ケネディ、エジソン、マッキンゼー、プレスリー、ビートルズ
……意外な「有名人」たちが続々登場!
その2 冒険、成功、対立、陰謀、裏切り、愛情、喜びと悲しみ、
栄光と挫折、芸術、発明、起業と買収
……波乱万丈、たくさんの「知られざる物語」が展開します
その3 簿記、決算書、財務会計、管理会計、ファイナンス、IFRS
……物語を楽しく読み進めるだけで、これらの仕組みが驚くほどよくわかります
その4 イラストと写真、ひと目でわかるイメージ図が満載。
会計の本なのに、細かい数字はいっさい出てきません!
「私はこれまで数々のビジネススクールや企業研修で
会計分野の講師を務めてきました。
会計を『大局的に・楽しく』学んでもらうのはとても難しい作業ですが、
講義で『歴史』をもちいる手法はかなり効果的でした。
会計ルールの誕生エピソードや人物秘話を少々大げさな講談調で語ると、
受講者たちが身を乗り出してきます。
本書はそんな経験をもとにしています。
皆さんにも『好奇心とともに会計を理解する』経験をしてもらえれば
嬉しいです。」
──「旅のはじめに」より
【「9つの革命」で全体像がわかる】
第1部 簿記と会社の誕生
「3枚の絵画」
15世紀イタリアから17世紀オランダへ
銀行革命/簿記革命/会社革命
第2部 財務会計の歴史
「3つの発明」
19世紀イギリスから20世紀アメリカ、21世紀グローバルへ
利益革命/投資家革命/国際革命
第3部 管理会計とファイナンス
「3つの名曲」
19世紀から21世紀・アメリカ
標準革命/管理革命/価値革命
目次
旅のはじめに──「会計の歴史ツアー」ご参加の皆さまへ
第1部 簿記と会社の誕生 3枚の絵画
第1章 15世紀イタリア 銀行革命 『トビアスと天使』
1 絵描きに「トビアスと天使」の注文が殺到した理由
2 地中海で大活躍したリズカーレとそれを助けるバンコ
3 イタリアの黄金期を支えたバンコと簿記
第2章 15世紀イタリア 簿記革命 『最後の晩餐』
1 レオナルドと「簿記の父」の運命的な出会い
2 処刑を逃れたコジモが支えたルネサンス
3 公証人を頼らず、自ら記録を付けはじめた商人たち
4 簿記革命とメディチ銀行の終わり
第3章 17世紀オランダ 会社革命 『夜警』
1 神が中心から人間が中心の時代へ
2 レンブラントとオランダの栄光
3 オランダで誕生した株式会社とストレンジャー株主
4 短命に終わったオランダ黄金時代
第2部 財務会計の歴史 3つの発明
第4章 19世紀イギリス 利益革命 『蒸気機関車』
1「石ころ」の活用から世界トップへ躍り出たイギリス
2 蒸気機関車のはじまりと固定資産
3 画家も株主も興奮した鉄道狂時代
4 19世紀の鉄道会社からはじまった「利益」
第5章 20世紀アメリカ 投資家革命 『蒸気船』
1 西の新大陸へ、海を渡った移民と投資マネー
2 崩壊前夜、ニューヨーク・ラプソディ
3 大悪党ジョー、まさかのSEC初代長官に就任
4 パブリックとプライベートの大きな分かれ目
第6章 21世紀グローバル 国際革命 『自動車』
1 自動車にのめり込んだ機関車運転士の息子
2 海運とITで覇権を握ったイギリスのグローバル戦略
3 金融資本市場のグローバル化と国際会計基準
4 増えるM&Aとキャッシュフロー計算書
第3部 管理会計とファイナンス 3つの名曲
第7章 19世紀アメリカ 標準革命 『ディキシー』
1 南北戦争から大陸横断鉄道へ
2 大量生産する工場の分業と原価計算
3 ライバルを潰しながら巨大化する企業
4 南部から北部へ旅立つコカ・コーラとジャズ
第8章 20世紀アメリカ 管理革命 『聖者の行進』
1 シカゴからはじまったジャズと管理会計の100年史
2 分けることで分かる「管区」由来のセグメント情報
3 フランス系・デュポンの起こした管理会計革命
4 クロスオーバーがはじまった音楽と会計
第9章 21世紀アメリカ 価値革命 『イエスタデイ』
1 マイケル・ジャクソンに学ぶ価値(バリュー)思考
2 企業価値とは何か?
3 投資銀行とファンドの活躍を支えたファイナンス
4 うつろいやすい「価値」を求め、さまよう私たち
エピローグ
上記内容は本書刊行時のものです。