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円相場の終わり 小栗 太(著/文) - 日経BP 日本経済新聞出版本部
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円相場の終わり (エンソウバノオワリ)

新書
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新書判
208ページ
定価 850円+税
ISBN
978-4-532-26424-6   COPY
ISBN 13
9784532264246   COPY
ISBN 10h
4-532-26424-3   COPY
ISBN 10
4532264243   COPY
出版者記号
532   COPY
Cコード
C1233  
1:教養 2:新書 33:経済・財政・統計
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2020年3月17日
最終更新日
2020年4月2日
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書評掲載情報

2020-05-24 産經新聞  朝刊
評者: 情報工場「SERENDIP」編集部
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紹介

●円・ドル相場は最小の値幅を毎年更新
 為替は、国力を映す鏡とされる。1ドル=360円の固定相場の時代から1973年に変動相場制になり、2011年には75円の最高値をつけた時代もあった。
 この円・ドルの年始・年末の値幅が毎年小さくなっている。運用のうまみは確実に減っている。
 円高になれば、輸出国日本の企業業績が悪くなるというのも、いまや昔。生産のグローバル化は確実に進み、ヘッジは容易になっている。
 グローバル化・IT化が国際的な物価の平準化を招き、どこかもかしこも低成長・低金利のオンパレード。モノの価格差がつかないなか、トランプ米大統領が「政治的脅し」で自国を有利に導こうという意図もそこにある。

●低温経済における金融政策の役割とは?
 各国がおしなべて通貨安戦争に入り込み、金利は低く張り付いたまま。各国で金融政策が行き詰まり、中央銀行の役割が改めて問われている。
 もし、為替相場が動かず、決済の役割だけでよいのであれば、「リブラ」だけで機能するという話も十分なりたつ。ビットコインのような急激な価格変動もなく、まさに理想の「(仮想)通貨」に近い役割を果たすことになるだろう。
 その一方で、カーニー英イングランド銀行総裁の「デジタル通貨」構想も波紋を呼ぶ。中央銀行が積極的に関与して、新たな制度を作り出すものだ。
 我々が当たり前のものと受け入れている変動相場制もたかだか50年にも満たない歴史しかない。急速に変わるマネー経済の本質的な変化を伝える。

目次

序 章 終幕の予兆

第1章 物価が上がらない

第2章 保護主義の奔流

第3章 市場の見えざる手

第4章 新たなる脅威

終 章 為替相場の未来

著者プロフィール

小栗 太  (オグリ フトシ)  (著/文

日本経済新聞社経済部編集委員(金融政策、為替を担当)
1968年生まれ。91年、名古屋大学文学部卒業後、日本経済新聞社入社。経済部、日経ビジネス、ヴェリタス編集部、ヴェリタス編集長等を経て現職

上記内容は本書刊行時のものです。