版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
「春秋」うちあけ話 大島 三緒(著/文) - 日本経済新聞出版社
..
詳細画像 0
【利用不可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

受注センター:
注文電話番号:
注文FAX番号:
受注センター②:
注文電話番号:
注文FAX番号:
注文サイト:

「春秋」うちあけ話 (シュンジュウウチアケバナシ)

新書
このエントリーをはてなブックマークに追加
新書判
240ページ
定価 880円+税
ISBN
978-4-532-26421-5   COPY
ISBN 13
9784532264215   COPY
ISBN 10h
4-532-26421-9   COPY
ISBN 10
4532264219   COPY
出版者記号
532   COPY
Cコード
C1295  
1:教養 2:新書 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2020年2月12日
最終更新日
2020年2月29日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

日経1面コラム「春秋」を執筆して15年目の記者が、わずか550文字で完結するコラムをどのように構想し、どう文章化しているのか、その内幕と苦心談を綴った書。
コラム書きとしての世相の「斬り方」を明かすとともに、読後感のよい文章の書き方、社会人や学生の参考になる文章作法にもふれ、実用性も加味した文章読本的な性格も合わせ持っています。
ユニークな読みどころは第4章。向田邦子、池波正太郎、永井荷風、太宰治、阿久悠……錚々たる名文家の文章がなぜ頻繁にコラムで引用されるのか、その実例を挙げて解き明かすことで、人口に膾炙する「名文」とはいったいどういうものかが、誰にでもわかる平易な言葉で具体的に可視化されます。
本書を読むと、その日本語による「名文」の系譜に連なる新聞1面コラムをより興味深く読めるようになります。また、ちょっとした手紙を書く時などにも「使える」一冊です。

目次

はじめに

第1章 新聞1面コラムって何?
コラムは社説の兄弟
「小文字」のオピニオン/「説く」のではなく「語る」/「寅さん」の語りに惹かれて/歴史をたどれば1世紀/正岡子規もコラムを書いていた/全国紙、地方紙、業界紙の1面にも/藤沢周平は業界紙でコラムを/謎のひとつは▼▲◆/批評精神が命/ユーモアとペーソス

第2章 コラム書きのある一日
きょうのネタは?/素材と調味料とスパイス/悩み多き4コマ/本を読んでも映画を見ても/読書がコラムの源/図書館はコラム書きの友/映画は欠かせない調味料/ネットは素材探しの「入り口」/推敲と「捨てる覚悟」

第3章 コラム書きのコラム解剖
「嘆く」/「怒る」/「喜ぶ」/「見た」/「聞いた」/「行った」/花鳥風月を歌う/記念日/追悼/手紙に託す

第4章 コラムの中の作家たち
向田邦子/池波正太郎/宮脇俊三/永井荷風/太宰治/林芙美子/斎藤茂吉と正岡子規/三島由紀夫/松本清張/小津安二郎/寺山修司/阿久悠/高野悦子

第5章 社会の中のコラム
37年前の騒動/コラムは「刺さる」/冷静と情熱/理解と誤解/歴史意識と批評精神/令和ニッポンはどこへ/デジタル時代の「高級品」

第6章 コラム書きの文章作法
文章術の迷宮/「5W1H」と「1W1H」/短く伝える/語彙力が勝負/紋切り型は悲し/「クサい」言葉/漢字ひらがな外来語/神は語尾に宿る/体言止め/辞書を引こう

あとがき

著者プロフィール

大島 三緒  (オオシマ ミツオ)  (著/文

日本経済新聞論説委員会 コラム「春秋」担当
1982年日本経済新聞社入社。社会部、文化部などを経て2006年、編集委員兼論説委員。同年から1面コラム「春秋」を執筆し15年目。

上記内容は本書刊行時のものです。