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書店注文情報
脳にきく色 身体にきく色
- 書店発売日
- 2016年8月10日
- 登録日
- 2016年8月4日
- 最終更新日
- 2016年8月9日
書評掲載情報
2016-10-02 | 日本経済新聞 朝刊 |
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紹介
◆発想・食欲増進、ダイエットから防犯、事故防止まで意外と知らない「色」の秘密
節電するなら夏は白、冬は黄色? 青色光が防犯や自殺防止に有効なのは本当?
白色光の下のほうが甘みを感じやすい? 食品パッケージに赤や黄色が多いのはなぜ?
家族団らんにはベージュのテーブルクロス? 青色のクルマは事故を起こしやすい?
古代の日本には4色しかなかった? 囲碁の碁石は白と黒で大きさが違う?
歳をとるほど赤や黄色に敏感になる? 青色LEDが白色光に変わるのはなぜ?
◆色の効果を使いこなして、人生を豊かに!
色は、私たちが思っている以上に、人の心や身体の働きに大きな影響を与えています。
例えば、「暖色系」「寒色系」というように、部屋の色調を変えるだけで、実際の体感温度にも、エアコンの設定温度を変えられるほどの差が出るといいます。
果物が熟すと赤くなるのは、それを動物に食べさせて種を遠くに運んでもらうためですが、同じ哺乳類でも、果実を餌とせず、草を食む動物は、色覚が発達していません。果実を目立つ色として知覚する必要がなかったからなのです。
「この上着に合うネクタイは何色?」「プレゼンでどの色を使ったらわかりやすくなる?」など、色の知識が増えれば、もっと私たちの暮らしは豊かで楽しくなります。
本書は、視覚心理、照明環境の専門家が、学術的なバックボーンのもと、色の見え方や、色が人の心理や生理に与える影響について、上記のような実際例や蘊蓄を交えながらおもしろく解説するものです。
目次
プロローグ 身のまわりのちょっとしたことを色で考える
Ⅰ 色が見える仕組みはどうなっているのか
Ⅱ 色を正確に表し伝えるためにはどうすればよいか
Ⅲ 色によって見え方が変わる
Ⅳ 光の色が心や身体にどのような影響を与えるのか
Ⅴ ユニバーサルデザインと色
上記内容は本書刊行時のものです。