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戦略の世界史(上)
戦争・政治・ビジネス
- 書店発売日
- 2021年8月4日
- 登録日
- 2021年6月22日
- 最終更新日
- 2021年8月2日
紹介
■大国や大企業の命運をかけた決断から、個人の日常生活におけるさまざまな行動にかかわる意思決定まで。強者か弱者か、職業、社会的地位を問わず、誰もが、あらゆる組織が必要としている戦略。それは、いつから人間の世界に登場し、どのように用いられ、変容してきたのか?
■聖書の世界から、ペロポネソス戦争、ナポレオン戦争、ベトナム戦争、イラク戦争などの戦争や軍事戦略、そして、革命運動、公民権運動、大統領選挙戦など政治との関わり、さらにアメリカ巨大企業の経営者、経営戦略家によるビジネス革命まで、広大な視野のもとに戦略の変遷を論じる。また、神話、歴史書、文学、哲学、経済学、社会学、心理学、政治学など多様な分野にわたり、人間と戦略の関わりを解き明かし、戦略とは何か、を追究する。
■上巻では、戦略の起源を、聖書、古代ギリシャ、孫子、マキャベリ、ミルトンに探り、ナポレオン、ジョミニ、クラウゼヴィッツ、モルトケ、マハン、リデルハート、マクナマラ、カーン、シェリング、ロレンス、毛沢東などの軍事戦略、トルストイの思想を取り上げ、そして弱者の戦略として政治的な戦略の軌跡を、マルクス、エンゲルス、バクーニン、レーニンなどの革命家、ウェーバーら社会学者の思想に探る。
目次
第Ⅰ部 戦略の起源
第1章 戦略の起源1: 進化
第2章 戦略の起源2: 旧約聖書
第3章 戦略の起源3: 古代ギリシャ
第4章 孫子とマキャベリ
第5章 サタンの戦略
第Ⅱ部 力の戦略
第6章 新たな戦略の科学
第7章 クラウゼヴィッツ
第8章 欺瞞の科学
第9章 殲滅戦略か、消耗戦略か
第10章 頭脳と腕力
第11章 間接的アプローチ
第12章 核のゲーム
第13章 非合理の合理性
第14章 ゲリラ戦
第15章 監視と情勢判断
第16章 軍事における革命
第17 章 戦略の達人という神話
第Ⅲ部 下からの戦略
第18章 マルクスと労働者階級のための戦略
第19章 ゲルツェンとバクーニン
第20章 修正主義者と前衛
第21章 官僚、民主主義者、エリート
上記内容は本書刊行時のものです。