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四六判
256ページ
定価
1,600円+税
- ISBN
- 9784532176976
- Cコード
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C0036
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一般 単行本 社会
- 書店発売日
- 2021年2月24日
- 登録日
- 2020年12月17日
- 最終更新日
- 2021年2月18日
紹介
9割の学生が「AIに就職先を相談したい」
乗換案内の結果、グルメサイトの評価、
そして検索エンジンの導くサイトも疑わない。
もはや、人間は考えることを望んでいない?
では、「自分で考えること」を手放さないのは誰なのか?
失敗を許容しない社会で「意思決定」はどう変わるのか?
なぜ人間は「自分で考えること」を手放すのか?
自動運転車に搭載すべき倫理観、デジタル化が生んだ握手会、
善意の監視とパノプティコンなど、失敗を許容しない社会の問題を幅広く解説。
目次
本書目次より抜粋
第1 章 意思決定を放棄する私たち
・就職活動という発表会
・「ここだけの話」はもうできない
・なぜ学生は思考を放棄したのか
・創造的な仕事はそんなにしたくない ほか
第2 章 能力の外部化の果てに何があるのか
・SNSは囲い込む、決めさせる
・人間の歴史は外部化の歴史
・監視社会とイノベーション
・デジタル化が生んだ握手会 ほか
第3 章 企業が主導する「倫理」
・答えのない問題に答えを与えるということ
・橋問題とバイク問題
・自動運転車が優先すべき命
・人間中心のAI社会原則 ほか
第4 章 みんなが怖がる監視社会は本当に怖いのか
・ベンサムのパノプティコン
・紳士的な監視の時代
・「正しい行動」の圧力
・投票ではなくレビューで変える ほか
第5 章 未来はどうなるのか
・あなたの意思決定は後押しされている
・人間だから安心という嘘
・ネタバレを望む人々
・眼鏡を手放せるか ほか
上記内容は本書刊行時のものです。