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特務(スペシャル・デューティー)
日本のインテリジェンス・コミュニティの歴史
四六判
504ページ
定価
3,000円+税
- 書店発売日
- 2020年12月22日
- 登録日
- 2020年10月27日
- 最終更新日
- 2020年12月22日
書評掲載情報
2022-11-12 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 村田晃嗣(同志社大学教授) |
2021-02-20 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 村田晃嗣(同志社大学教授) |
2021-01-24 |
読売新聞
朝刊 評者: 国分良成(防衛大学校長、国際政治学者) |
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紹介
●日本は日米同盟を深化させ、「ファイブ・アイズ」加盟への道を進むのか。
●「自主防衛」を選び、インテリジェンス・コミュニティを完全に再構築するのか。
●あるいは中国との協調関係を選び、中国が反対するレーダーシステムや衛星の導入を抑制し、米国よりも中国と情報協力するのか。
* * *
冷戦終結後、日本の安全保障戦略家たちは日本のインテリジェンス改革に取りかかり、日本の安保組織を再構築しはじめた。
第二次世界大戦の完全な敗北、アメリカへの服従、国民の軍部不信といった戦後日本のインテリジェンス・コミュニティへの足枷が、どのようにして「新しい世界秩序」のなかで外され、2013年の特定秘密保護法と国家安全保障会議(NSC)創設に至ったのか。戦前から現在まで、日本の100年におよぶインテリジェンス・コミュニティの歴史を、インテリジェンスの6要素――収集、分析、伝達、保全、秘密工作、監視――に焦点を合わせて考察する。そして直近の改革が日本の安全保障にどのような結果をもたらし得るのか、過去の改革がどのような帰結だったのかを明らかにしていく。
目次
序
第1章 インテリジェンスの推進
第2章 特務の拡張――1895~1945年
第3章 敗北への適応――1945~1991年
第4章 失敗の手直し――1991~2001年
第5章 可能性の再考――2001~2013年
第6章 インテリジェンス・コミュニティの再構築――2013年以降
第7章 日本のインテリジェンスの過去と未来
上記内容は本書刊行時のものです。