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日本防衛の大戦略 : 富国強兵からゴルディロックス・コンセンサスまで
発行:日本経済新聞出版社
縦20mm
388ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2009年4月
- 登録日
- 2015年8月20日
- 最終更新日
- 2015年8月20日
書評掲載情報
2009-06-21 |
日本経済新聞
評者: 村田晃嗣(同志社大学教授) |
2009-05-17 |
読売新聞
評者: 井上寿一(日本近現代史家) |
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紹介
十七世紀以降、日本はオランダ、イギリス、ドイツ、そしてアメリカと、時代の覇者と同盟関係を結んできた。しかし日本は「無条件に強国に乗っかる」という戦略を選んできたわけではない。本書は、日本の安全保障政策の基盤となる理論と政策実行の際の制約を歴史的に解説し、日本の戦略家がいま創造しようとしている選択肢「ゴルディロックス・コンセンサス」(極端に強硬でも軟弱でもなく、アジアにも欧米にも寄りすぎない大戦略)について検証する。この選択肢が国民的合意を見たとき、日本はアメリカに過度に依存せず、中国の攻撃に脆弱な状態でもなく、安全に存続してゆけるだろう。軍事力と自立を均衡させ、日本の新しい安全保障の選択肢を生み出す日本の大戦略の変貌を、斯界の第一人者が国内・国際政治の歴史を交えて解き明かす。
目次
第1部 歴史的背景(日本の大戦略-イデオロギーの点を結ぶ
平和主義の基盤をつくる)
第2部 流動する世界(変化のための変化
吉田ドクトリンはどこへ
言説)
第3部 脅威と対応(日本の脅威環境
脅威に対応する(そして脅威をつくる)
進化する日本の大戦略)
上記内容は本書刊行時のものです。