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在宅医療の排尿管理と排泄ケア 島崎亮司(編集) - 南山堂
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在宅医療の排尿管理と排泄ケア (ザイタクイリョウノハイニョウカンリトハイセツケア)

医学
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発行:南山堂
A5判
225ページ
定価 3,200円+税
ISBN
978-4-525-35121-2   COPY
ISBN 13
9784525351212   COPY
ISBN 10h
4-525-35121-7   COPY
ISBN 10
4525351217   COPY
出版者記号
525   COPY
Cコード
C3047  
3:専門 0:単行本 47:医学・歯学・薬学
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2018年4月14日
最終更新日
2018年4月14日
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紹介

在宅でも尿路カテーテル使用は多く,時には腎瘻,膀胱瘻の管理まで必要になることがある.さらに,尿漏れ・頻尿などの排泄トラブルは,在宅生活を続けられるかを左右する重要課題である.本書では,在宅で遭遇する尿路・排泄トラブルに対する知識と技術をまとめた.相談されたとき,薬の調整以外にも多様なアプローチができるようになる一冊.

目次

Ⅰ はじめに
1 在宅医療こそ生きるを支える排泄ケアを―衣・食・住・医から考える―
 A 排泄ケアには医療的側面と生活的側面が必要
 B 在宅医療の目的とアプローチ
 C 在宅医療が尿路管理・排泄ケアに優位な理由
2 在宅の事例から

Ⅱ 排泄管理に関する知識と技術
3 在宅医療で遭遇する尿路管理・排泄トラブル
 A 尿路管理・排泄管理の現状
 B 排泄の意思尊重と介護負担
 C 在宅医療でみるべきポイント
 D 尿路排泄管理の効果
4 尿カテーテルの基礎と管理
 A 尿カテーテルの種類と特性
 B 長期尿道留置カテーテル
 C 尿カテーテルの交換頻度や操作方法
 D 尿カテーテルのトラブル
 E カテーテルの必要性,抜去方法
 F 自己導尿の方法,適用
5 胃瘻の基礎と管理
 A 胃瘻の基本事項
 B 在宅医療での管理方法
 C トラブル時の対応
6 膀胱瘻の基礎と管理
 A 膀胱瘻の基本事項
 B 在宅医療での管理方法
 C トラブル時の対応
7 在宅における排泄困難・尿閉管理
 A 排尿機能とその経時的変化
 B 前立腺肥大症
 C 過活動膀胱
 D 神経因性膀胱
 E 尿閉管理
 F 在宅排尿管理の新しい試み
8 在宅医療における夜間頻尿への対策
 A 夜間頻尿の基礎
 B 夜間頻尿の検査・アセスメント
 C 夜間頻尿の治療(生活指導と薬物治療)
 D 在宅医療だからできる対応(多職種連携)
9 在宅における尿路感染症
 A 高齢者で生じやすい尿路感染症
 B 在宅における尿路感染症治療
 C 重症化した尿路感染症に対する外科的処置
 D 在宅における尿路感染症予防法
 E 在宅医療における尿路感染症の現状
10 悪性腫瘍の尿路管理
 A 腎癌における在宅医療
 B 膀胱癌における在宅医療
 C 前立腺癌における在宅医療
 D その他の悪性腫瘍に伴う尿路管理
11 在宅医療における終末期患者の排泄管理
 A 終末期にみられる泌尿器症状
 B 終末期の排泄に対する支援
 C 終末期患者における意思尊重
12 在宅医療における薬と排泄管理
 A 在宅で遭遇しやすい疾患と尿路に関わる薬
 B 主な疾患の薬物療法
 C 在宅だからできるポリファマシー対策
13 在宅医療における排便ケア
 A 排便の成り立ち
 B なぜブリストルスケールが重要か
 C 排便管理における下剤の位置付け
 D 下剤の効果と便の性状
 E チャートを用いたブリストルスケールの使い方
 F 下剤投与をどこまで待てるか
 G 下痢に対するアプローチと対処法
 H 食事や経管栄養の工夫
 I 優しい摘便のコツ

14 尿路管理と多職種連携
 A 訪問看護師・訪問リハビリテーションとの連携
 B 薬剤師との連携
 C 介護職との連携
 D 地域の泌尿器科医との連携
 E 病院泌尿器科との連携
 F 排泄ケアの専門職

Ⅲ 排泄ケアに関する知識と技術
15 いのちを守る医療とケア
 A なぜこの患者はおむつ使用なのか
 B 適切な福祉用具の選択
 C おむつは姿勢や動作に大きく影響するモノ
 D 回復につながる心地よい身体
 E 事例から考察した医療と介護
16 排泄を助ける環境作り―居室ベッド周りを中心とした排泄ケア―
 A 本人および家族や支援者全ての生活環境を整える
 B ベッドを中心とした排泄ケアにおける姿勢・移乗・移動動作と福祉用具
 C 排泄ケアに関わる用具
17 ベッド上での排泄
 A 尿 器
 B 採尿器
 C 差し込み便器
 D 自動採尿器
 E 自動排泄処理装置
 F 導 尿
 G その他留意すべきポイント 
18 おむつの選択や適切なあて方は患者の身体を大きく変える
 A 杜撰なおむつ使用が身体を損なう
 B 「尿漏れを起こさない」「姿勢を崩さない」「動きを制限しない」「褥瘡につながらない」おむつの選択
19 おむつと皮膚トラブル ―そのためのスキンケア
 A 皮膚トラブルは発見が大切
 B 間違った陰部洗浄が皮膚障害を招く
 C 在宅介助とスキンケア
20 認知症の方への排泄ケア
  事例1 脳血管認知症  下着の上げ下げがうまくできず失禁ととらえられていたFさん
  事例2 アルツハイマー型認知症  汚れた紙パンツを脱いで回っている洗濯機に入れる
  事例3 前頭側頭葉型認知症  排泄行為を繰り返し終わらない
  事例4 レビー小体型認知症  トイレから何か出てくるので失禁につながってしまう

あとがき
索引

上記内容は本書刊行時のものです。