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統合財務報告制度の形成
発行:中央経済社
縦220mm
237ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2012年3月
- 登録日
- 2016年12月23日
- 最終更新日
- 2016年12月23日
紹介
財務諸表と財務諸表外のナラティブな情報は、いかに相互関係を形成してきたのか。その制度化に至る国際的動向に焦点をあてながら、財務報告の枠組みの再編成について詳細に検討。財務報告の境界をどう定めて、そしてどのようにその枠組みを区分するのか、「財務報告の範囲の画定問題」と「財務報告の構成要素の区分問題」の所在を浮き彫りにする。財務諸表は、MD&AやOFRのようなナラティブな情報と概念フレームワークを共有し、一体となって財務報告の目的を果たすという視点が現在会計を理解するうえで不可欠であり、「統合財務報告制度」への新たな展望を開くことに論究している。
目次
本書の課題と方法
第1部 MC・OFR・MD&A開示制度の形成と展開(企業報告モデルの特徴とナラティブ報告の位置
財務報告の体系の再編成-IASB実務意見書「経営者による説明」からの接近
英国OFR開示制度の導入経緯-財務諸表の補足・補完情報の変容(1)
英国会社法改正とOFR開示モデルの構造-財務諸表の補足・補完情報の変容(2)
オフバランス取引と公正価値測定のMD&A開示問題)
第2部 財務報告の境界問題と統合財務報告制度の課題(開示プロセスの階層構造と財務報告制度-米国における非GAAP測度の開示規制
欧州市場におけるGAAP測度と代替的業績測度の共存関係
ナラティブ報告に係る概念フレームワークの形成と論点
ナラティブ報告の信頼性確保と保証問題
ビジネス・モデルを基礎とする統合財務報告制度の枠組み)
統合財務報告制度の論点
上記内容は本書刊行時のものです。