中国21 Vol. 54 家族の諸相 愛知大学現代中国学会(編集) - 東方書店 【利用不可】
書店員向け情報 HELP
中国21 Vol. 54 家族の諸相
- 初版年月日
- 2021年3月15日
- 書店発売日
- 2021年3月15日
- 登録日
- 2021年3月6日
- 最終更新日
- 2021年3月6日
紹介
「座談 現代中国の家族の変容」のほか、「回族の結婚と「個人化」「親密な関係」「コミュニケーション・メディア」「予期構造」――Ｎ・ルーマン構成主義的認識論からの結婚研究に対する新たな問い」（首藤明和）、「宗族組織と同姓団体のはざまで――湖北省の宗族復興を事例として」（賈玉龍）、「姻族の台頭と男性の参加――中国農村における「月子儀礼」の介助者を視点にして」（周群英）、「家族の行方――台湾の国際結婚」（横田祥子）、「東アジア地域における長期ケアの実践および中国に対する示唆――日本の介護制度と台湾の「長期照護制度」の実践を例として」（臧政）など論説12編と書評5編を収録する。
目次
「家族の諸相」の特集にあたって
［座談］
現代中国の家族の変容（麻国慶×首藤明和×周星×稲澤努 司会 唐燕霞 記録・翻訳 松岡正子）
［論説］
回族の結婚と「個人化」「親密な関係」 「コミュニケーション・メディア」「予期構造」――Ｎ・ルーマン構成主義的認識論からの結婚研究に対する新たな問い（首藤明和）
宗族組織と同姓団体のはざまで――湖北省の宗族復興を事例として（賈玉龍）
広東省客家地域における女性祖先崇拝と宗族の形成（夏遠鳴）
祭祀する女性、祭祀される女性――「宗族」の範疇と多様性をめぐる一考察（河合洋尚）
チャン族の「家族」――四川省阿壩蔵族羌族自治州茂県大瓜子寨を事例として（松岡正子）
姻族の台頭と男性の参加――中国農村における「月子儀礼」の介助者を視点にして（周群英）
社会主義的近代化の経路と公私領域にかんする問題構成――中国のジェンダー研究と関連分野を中心に（坂部晶子）
中国における女性就業の変化とその要因分析――「一人っ子政策」の撤廃を背景に（丁紅衛・王麗）
「主婦化」される高学歴移民女性――「性別役割分業型社会」を生きる国際結婚した中国人女性のインタビューを通して（賽漢卓娜）
家族の行方――台湾の国際結婚（横田祥子）
東アジア地域における長期ケアの実践および中国に対する示唆――日本の介護制度と台湾の「長期照護制度」の実践を例として（臧政）
中国都市部における社区在宅養老サービスの現状と課題――北京市を事例として（唐燕霞）
［書評］
首藤明和・王向華編『日本と中国の家族制度研究』（施利平）
小浜正子著『一人っ子政策と中国社会』（磯部美里）
費孝通著 西澤治彦訳『郷土中国』（田村和彦）
20世紀の「戊戌政変」――石井知章・及川淳子編『六四と一九八九――習近平帝国とどう向き合うのか』書評（本野英一）
松谷曄介著『日本の中国占領統治と宗教政策――日中キリスト者の協力と抵抗』（土肥歩）
上記内容は本書刊行時のものです。
