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『山海経』の文献的研究
- 初版年月日
- 2020年12月15日
- 書店発売日
- 2020年12月25日
- 登録日
- 2020年12月21日
- 最終更新日
- 2020年12月22日
紹介
中国の神話や民間の人々の思考・信仰が、唯一豊富に語られている、中国古代の書物『山海経』。
本書は、前二書『山海経の基礎的研究』『山海経の比較的研究』に続いて『山海経』を文献としての面から考察。
『山海経』研究三部作の最後を飾る作品。
目次
第一章 『山海經』の文章表現
第一節 『山海經』における表現
一 はじめに
二 山經の檢討
三 海外・海内經の檢討
四 大荒經の檢討
五 山海經中の鬼
六 まとめ
第二節 『論衡』と『山海經』
一 はじめに
二 『論衡』の中の『山海經』
三 黃暉指摘の關連
四 度朔之山の檢討
五 まとめ
第三節 『山海經』受容の一面
一 類書からの受容
二 類書によらない受容
三 『藝文類聚』の受容
四 『藝文類聚』引用の樣相
第二章 諸書所引文章の比較
第一節 『水經注』所引『山海經』
一 はじめに
二 記述の比較檢討
三 原文引用のない指摘の比較
四 まとめ
第二節 『北堂書鈔』所引『山海經』
一 はじめに
二 記述の比較
三 まとめ
第三節 『藝文類聚』所引『山海經』
一 はじめに
二 兩書の比較
三 まとめ
第四節 『初學記』所引『山海經』
一 はじめに
二 兩書の比較
三 まとめ
第五節 『白孔六帖』所引『山海經』
一 はじめに
二 白居易と『山海經』
三 晁公武の引用する『山海經』
四 まとめ
第六節 『太平御覽』所引『山海經』
一 はじめに
二 現『山海經』との比較檢討
三 まとめ
第三章 諸書本文の異動
第一節 『山海經』の佚文
一 はじめに
二 諸文獻中の佚文
三 山經の記述法の特徵
四 海經の記述法の特徵
五 佚文の考察
六 まとめ
第二節 『山海經』明淸諸注の本文
一 はじめに
二 明淸注釋書本文の比較
三 宋本三種と明淸本との比較
四 宋本と諸注本文との比較
五 まとめ
補遺
一 山と雲と望鄕と―漢・魏・晉の詩において―
二 三曹の詩における山嶽觀
三 陶淵明の詩文における山嶽觀
四 陶淵明の詩文における死の敍述
五 唐の登高詩起源考
六 中國文學と風狂―阮籍、その人と時代―
七 阮籍「詠懷詩」八十二首における求仙の位置
あとがき
索引(人名、書名・論文名・作品、重要事項)
上記内容は本書刊行時のものです。