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出版者情報
2030年のフード&アグリテック
:農業の未来を変える世界の先進ビジネス70
- 初版年月日
- 2020年3月31日
- 書店発売日
- 2020年4月20日
- 登録日
- 2020年4月3日
- 最終更新日
- 2020年4月6日
紹介
本書は世界的に成長が著しい「フード&アグリテック」をNAPA独自の視点で、次世代ファーム、農業ロボット、生産プラットフォーム、流通プラットフォーム、アグリバイオの5分野に区分けし、各分野の市場動向と先進事例、2030年までの市場規模予測と事業展望を示します。
第Ⅱ部先進事例では、世界の先進スタートアップ/企業70社の訪問調査に基づき、会社概要や事業概要、ビジネスモデル図、今後の計画、特徴・イノベーションを各社2ページでまとめています。
海外先進事例では、昨年ナスダック市場に上場した植物肉開発のビヨンド・ミートをはじめ、米国のユニコーン企業であるFBN(米国最大規模の農業プラットフォーマー)やギンコ・バイオワークス(MIT発のゲノム編集スタートアップ)、中国を代表するユニコーン企業のDJI(世界シェア7割のドローンメーカー)やメイツァイ(中国最大規模の食材ECプラットフォーマー)、アリババ子会社で次世代スーパー(ニュー・リテール)を展開するフーマネットワーク、イスラエルでデジタル/ロボティクスの技術開発を先駆けるテヴェル(収穫ロボットメーカー)やアフィミルク(酪農プラットフォーマー)、シード(植物工場メーカー)、ハーゴル(昆虫食スタートアップ)、欧州のフードテックを体現するモサ・ミート(培養肉開発)やノヴァ・ミート(3Dフードプリンタ開発)などを取り上げています。
筆者は、フード&アグリテックの2019年の国内市場規模を2,526億円と推計していますが、2030年には1兆6,351億円に拡がるものと予想しています(今後10ヵ年の年平均成長率(CAGR)は16.7%)。その意味では、本書は食に携わる企業関係者はもちろんのこと、異業種企業での「新規事業」の検討に役立つ内容となっています。
目次
第Ⅰ部 黎明期を迎える
フード&アグリテック市場
1 フード&アグリテックと第三次農業革命
1.フード&アグリテックが期待される背景
2.フード&アグリテックと第三次農業革命
3.第三次農業革命に期待される成果
2 フード&アグリテックの市場概要
1.次世代ファーム
(1)植物工場
(2)陸上・先端養殖
2.農業ロボット
(1)ドローン
(2)収穫ロボット
(3)ロボットトラクター
3.生産プラットフォーム
①耕種農業分野 ②畜産分野 ③水産分野
4.流通プラットフォーム
①中国 ②米国 ③欧州 ④日本
5.アグリバイオ
(1)代替タンパク
①植物肉 ②培養肉
③植物性ミルク・乳製品 ④昆虫タンパク(昆虫食)
(2)ゲノム編集
第Ⅱ部 フード&アグリテックをリードする世界の先進スタートアップ/企業70社
1.次世代ファーム
(1)植物工場[13社]
(2)陸上・先端養殖[3社]
2.農業ロボット
(1)ドローン[3社]
(2)収穫ロボット[6社]
(3)ロボットトラクター[2社]
3.生産プラットフォーム[13社]
4.流通プラットフォーム[10社]
5.アグリバイオ
(1)代替タンパク[15社]
(2)ゲノム編集[5社]
第Ⅲ部 フード&アグリテックが促す農と食のデジタルトランスフォーメーション(DX)
1 フード&アグリテックの市場展望
1.次世代ファーム
(1)植物工場
(2)陸上・先端養殖
2.農業ロボット
(1)ドローン
(2)収穫ロボット
(3)ロボットトラクター
3.生産プラットフォーム
4.流通プラットフォーム
5.アグリバイオ
(1)代替タンパク
①植物肉 ②培養肉
③植物性ミルク・乳製品 ④植物卵(卵液)
⑤植物性・培養シーフード
⑥昆虫タンパク(昆虫食)
⑦その他食用タンパク(藻類など)
⑧代替飼料(代替魚粉など)
(2)ゲノム編集
2 フード&アグリテックと2030年の日本農業
1.フード&アグリテックを推進するコアテクノロジー
2.フード&アグリテックが創出する農と食の新市場
3. フード&アグリテックとデジタルトランスフォーメーション
4.デジタルトランスフォーメーション時代の農業経営
上記内容は本書刊行時のものです。