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アッテンボロー 生命・地球・未来 デイヴィッド・アッテンボロー(著/文) - 東洋経済新報社
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アッテンボロー 生命・地球・未来 (アッテンボロー セイメイ チキュウ ミライ) 私の目撃証言と持続可能な世界へのヴィジョン

社会科学
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四六判
縦199mm 横139mm 厚さ25mm
重さ 427g
304ページ
定価 2,200円+税
ISBN
978-4-492-80094-2   COPY
ISBN 13
9784492800942   COPY
ISBN 10h
4-492-80094-8   COPY
ISBN 10
4492800948   COPY
出版者記号
492   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2022年12月22日
書店発売日
登録日
2022年10月21日
最終更新日
2022年11月28日
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書評掲載情報

2023-03-04 日本経済新聞  朝刊
評者: 小林照幸(作家)
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紹介

今、地球は6回目の大量絶滅の危機にある。

過去数十年の「大加速(グレート・アクセラレーション)」の時代において、人類が地球環境を大きく変えてしまったからだ。

《プラネットアース》などで知られる、世界的な自然番組のプレゼンターであるデイヴィッド・アッテンボローは、「グリーン成長」と「再野生化」こそが、人類が、そして地球の生命が生き残るための鍵だという。

もし、私たちが何も手を打たなければ、アマゾンの熱帯雨林や極地方の氷は減少し、永久凍土が融解して炭素が放出され、海は酸化して水産資源は枯渇し、人類は食料生産の危機やパンデミックに直面し、強制的な移住を強いられ、6回目の大量絶滅へと至るであろう。

この悪夢を避けるためには、経済成長に固執することをやめ、サステナブルな形で資源を使う「グリーン成長」を追究し、海や森などを再び自然な状態に戻す「再野生化」に取り組まなければならない。

私たちは今こそ、ふたたび自然と調和した種にならなければならない。人類は今、地球に住み続けられるかどうかの、瀬戸際にあるのだ。

目次

序章 人類の最大の過ち
  打ち捨てられた街
  持続不可能な世界 5

第1部 94歳の目撃証言
 1937年
  大量絶滅を生き延びた種
  文化が加速させた人類の変化
  安定した環境と農耕の始まり
  農業が変えた自然
 1954年
  世界じゅうの野生動物を追い求めて
 1960年
  「セレンゲティ」の生態系 
 1968年
  宇宙から見た地球
 1971年
  ニューギニアの未開の地
 1978年
  ゴリラの親子とのふれあい
  クジラの歌
  ホモ・サピエンスの果てしない欲望
 1989年
  失われつつある熱帯雨林
 1997年
  ベイト・ボールの撮影
  乱獲される魚
  サンゴの白化現象
 2011年
  解けゆく極地の氷
 2020年
  現在の地球の状況
  知らず識らずのうちに辿っている破壊への道

第2部 これから待ち受けていること
 「大加速(グレート・アクセラレーション)」の時代 
 2030年代――アマゾンの熱帯雨林の減少と地球上の氷の減少
 2040年代――永久凍土の融解と炭素の放出
 2050年代――海の酸化と水産資源の枯渇
 2080年代――食料生産の危機とパンデミックの発生
 2100年代――強制的な移住と6回目の大量絶滅
 わたしたちがしなくてはならないこと 

第3部 未来へのビジョン――世界を再野生化する方法
  持続可能な未来へのコンパス 
 成長を超えて
 クリーンエネルギーへの切り替え
 海の再野生化
 土地の利用面積を減らす
 土地の再野生化
 人口ピークへの備え
 調和の取れた生活を実現する

結論 人類の最大のチャンス

 謝辞
 用語集
 原注
 図版出典
 索引

著者プロフィール

デイヴィッド・アッテンボロー  (デイヴィッド アッテンボロー)  (著/文

デイヴィッド・アッテンボロー
英国を代表する自然史ドキュメンタリーの制作者。ケンブリッジ大学を卒業後、英海軍での兵役を経て、ロンドンの出版社に就職。1952年、BBCにプロデューサー見習いとして入社し、《動物園の冒険(Zoo Quest)》シリーズ(1954~ 64年)を手がける。BBC2のコントローラー(1965~ 68年)とBBCテレビジョンのプログラム・ディレクター(1969~ 72年)を歴任。1973年、ドキュメンタリー制作と執筆のため、管理業務を離れると、BBCの画期的なシリーズを世に送り出し、世界的な自然史ドキュメンタリーの作り手として確固たる名声を博した。代表作に《地球の生きものたち(Life on Earth)》(1979年)、《ライフ・オブ・バーズ/鳥の世界(The Life of Birds)》(1998年)、《ブルー・プラネット(The Blue Planet)》(2001年)、《アッテンボローのほ乳類 大自然の物語(The Life of Mammals)》(2002年)、《プラネットアース(Planet Earth)》(2006年)などがある。

黒輪 篤嗣  (クロワ アツシ)  (翻訳

黒輪 篤嗣(クロワ アツシ)
翻訳家。上智大学文学部哲学科卒業。ノンフィクションの翻訳を幅広く手がける。主な訳書に『新しい世界の資源地図:エネルギー・気候変動・国家の衝突』『ワイズカンパニー:知識創造から知識実践への新しいモデル』(以上、東洋経済新報社)、『問いこそが答えだ!:正しく問う力が仕事と人生の視界を開く』(光文社)、『哲学の技法:世界の見方を変える思想の歴史』『ドーナツ経済学が世界を救う:人類と地球のためのパラダイムシフト』(以上、河出書房新社)、『宇宙の覇者 ベゾスvsマスク』(新潮社)、『レゴはなぜ世界で愛され続けているのか:最高のブランドを支えるイノベーション7つの真理』(日本経済新聞出版社)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。