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右脳思考を鍛える 内田 和成(著/文) - 東洋経済新報社
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右脳思考を鍛える 「観・感・勘」を実践! 究極のアイデアのつくり方

四六変型判
240ページ
定価 1,500円+税
ISBN
9784492557914
Cコード
C3034
専門 単行本 経営
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2019年7月23日
最終更新日
2019年10月1日
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紹介

検索するな!
整理するな!
覚えるな!

情報は放っておいて、熟成させよう。インプットの労力を最小化し、
アウトプットを最大化するムダな努力いらずの発想法を解説。
名著『スパークする思考』が復活!

本書はクリエイティブな発想に必要な情報収集とその整理術、そして、そうした情報を発酵させ、アイデアを生み出す方法論について解説していく。
ここでいう情報収集や整理は、パソコンなどのデジタルツールを使って、膨大な情報にアクセスし、その情報をデータベース化し、活用するなどというものではない。入力疲れ、整理疲れで終わってしまって、肝心のアウトプットができない。それでは本末転倒だ。ところが、そういうことが仕事には多すぎる。

普段の生活で何気なく行なっている右脳による情報収集と記憶のための工夫を、ビジネスにも活用すべきであるという点を強調したいと思っている。これぞ、斬新なアイデアを生むための準備といっておこう。
たとえば、会社の近くのおいしいフレンチレストランの情報をテレビのバラエティ番組でたまたま目にする。「へー、今度行ってみよう」と思うが、実際には行かずに放っておかれる。何日かして、たまたまその店の前を通りかかると、「あ、ここはあのレストランだな」と再認識される。何週間かして、仲のいい友達数人で食事をすることになって、その店を思い出す。実際に予約をして行ってみると、非常においしかった。こうしてこの店の情報は、しっかりと頭の中の引き出しにしまわれる。
これなどは、肩肘張らない、自然な情報整理法であり、活用術ではないだろうか。巷にある膨大な情報の海に、なんの準備もせずに飛び込むとしたら、それは自殺行為だ。だから人は自然と自分流の情報の選択や勘の活用を行なっている。これはいわば「生活の知恵」である。
唯一必要なのは、問題意識だ。問題意識さえあれば、脳の中で特定の情報に印(レ点)をつける行為はスムーズにできるはずだ。本書では脳に印をつけることを索引(インデックス)をつけるという意味で、インデクシングと呼んでいるが、それによって後々の情報活用がぐんと楽になる。
そうした問題意識をベースに、横並び主義を脱却し、あるいは過去の思い込みからの呪縛を解きほぐすために、いわば「円の外に点を打つ」ことのできるアイデア創出力、斬新な発想力を身につけるための内田流情報活用術を披露したいと思っている。
本書は、2008年11月に角川書店より刊行された『スパークする思考 右脳発想の独創力』を改題・改訂したものです。

目次

はじめに--新版に寄せて
はじめに(旧版)--日常を仕事に持ち込むだけで、発想力は向上する 

第1章問題意識がスパークを生む
スパークとは
「異業種競争戦略」のきっかけはテレビ 
問題意識が発想の連鎖を生む 
イノベーションのジレンマの怖さ 
成功の復讐
顧客志向の自動車泥棒 
小口化からシェアリングエコノミーへ 
『仮説思考』もスパークから誕生 

第2章アナログ発想で情報を集める 
情報は整理するな、覚えるな 
自分だけの情報にこそ、価値がある 
ユニークなアイデアを生むための情報 
メディアに振り回されるな 
電車の中は情報の宝庫 
キョロキョロする好奇心 
情報は無理に集めるな 
思い出せない情報は大した情報ではない 
脳にレ点を打つ方法 

第3章情報は放っておいて熟成させる 
20の引き出し 
時代による引き出しの変遷 
オフト監督の牛 
自由自在なバーチャル引き出し 
仕事用の引き出しをつくろう 
引き出しの育て方 
情報は整理しないで放っておく 
時が情報を熟成させる 
右脳で切り取る景色 

第4章アイデアを生み育てるアナログ思考 
なぜアナログがデジタルに勝るのか
キャプテンの唇 
並列列挙 
キラーパス型人材 
他人をリトマス試験紙にして、アイデアを育てる 
ひとりでスパークする方法 
アナロジーでわかりやすくする 
見出しとは刷り込みである 
問題意識にタイトルをつける 
当たらないジャブは測定できない 
右脳的な連鎖が思いがけないスパークを呼ぶ 
いい加減さが、左脳管理に勝る 
行き詰まったら、右脳で俯瞰する 

第5章創造力を高める右脳発想
右脳と左脳の連鎖がアイデアを生む 
スパークを生むメカニズム 
「あいつに聞いてみよう」人材を目指す 
しゃべる、書く、歩き回る 
ひらめきは全文検索からは生まれない 
自分にとってのクリエイティブスペース 
公私混同のススメ 
ひらめくためには「なぜ」が大事 

おわりに 生活者視点があなたをクリエイティブにする 
作業を仕事と勘違いしていませんか 
生活者として働き、ビジネスパーソンとして生活する
そっと忍ばせた1万円から発想できる大ネタもある 

解 説 情報は少なめに、注意はたっぷりと 
楠木 建(一橋ビジネススクール教授)

著者プロフィール

内田 和成  (ウチダ カズナリ)  (著/文

内田 和成(ウチダ カズナリ)
早稲田大学ビジネススクール教授
東京大学工学部卒業。慶應義塾大学経営学修士(MBA)。日本航空を経て、1985年ボストン コンサルティング グループ(BCG)入社。2000年6月から2004年12月までBCG日本代表、2009年12月までシニア・アドバイザーを務める。2006年には「世界の有力コンサルタント25人」(米コンサルティング・マガジン)に選出された。2006年より早稲田大学教授。ビジネススクールで競争戦略論やリーダーシップ論を教えるほか、エグゼクティブ・プログラムでの講義や企業のリーダーシップ・トレーニングも行なう。著書に『仮説思考』『論点思考』(以上、東洋経済新報社)、『ゲーム・チェンジャーの競争戦略』(編著)『異業種競争戦略』(以上、日本経済新聞出版社)、『スパークする思考』(KADOKAWA)、『プロの知的生産術』(PHP研究所)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。