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出版者情報
江戸の貨幣物語
発行:東洋経済新報社
縦200mm
308ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 1996年3月
- 登録日
- 2016年3月6日
- 最終更新日
- 2016年3月6日
書評掲載情報
2016-03-06 |
日本経済新聞
評者: 稲葉延雄(リコー経済社会研究所所長) |
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紹介
金銀銅の三つの貨幣が同時に流通し、しかも変動相場制で動いていた世界で唯一の「三貨社会」-江戸。信長に始まり家康によって完成をみる江戸期貨幣制度は、奢侈追求による財政赤字や素材の枯渇によって、時代を経るごとに少しずつその様相を変えながらも、世界的水準をいく貨幣経済社会を展開することになる。本書は、時代相を反映するエピソードや狂歌・川柳などもまじえながら、三貨制度の発足から外圧(異国貨幣)によって幕府が崩壊するまでを描いた、江戸期貨幣の栄枯盛衰の物語である。
目次
第1章 輸入銭の時代-三貨制度の構想
第2章 金貨・銀貨の経済学-世界で唯一の「三貨」制度発足
第3章 家康と江戸の貨幣-三貨制度の確立
第4章 米遣いから金遣いへ-三貨制度の運営
第5章 財政赤字に苦しむ幕府-三貨制度の展開
第6章 奇蹟を生んだ新種銀貨-三貨制度の変容
第7章 「外圧」に崩れ去る幕府-三貨制度と異国貨幣
上記内容は本書刊行時のものです。