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ナラティブ経済学 ロバート・J・シラー(著/文) - 東洋経済新報社
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ナラティブ経済学 (ナラティブケイザイガク) 経済予測の全く新しい考え方

社会科学
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四六判
496ページ
定価 2,800円+税
ISBN
978-4-492-31533-0   COPY
ISBN 13
9784492315330   COPY
ISBN 10h
4-492-31533-0   COPY
ISBN 10
4492315330   COPY
出版者記号
492   COPY
Cコード
C3033  
3:専門 0:単行本 33:経済・財政・統計
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2020年12月3日
最終更新日
2021年7月20日
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書評掲載情報

2023-04-15 日本経済新聞  朝刊
評者: 大槻奈那氏(規制改革推進会議議長)
2021-12-25 日本経済新聞  朝刊
2021-10-09 日本経済新聞  朝刊
評者: 福田慎一(東京大学教授)
2021-09-11 東京新聞/中日新聞  朝刊
評者: 根井雅弘(京都大学教授)
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紹介

人々の語る物語がいかに経済を動かすかを分析した画期的な本。

世界を変えるニューテクノロジーに取り残されるわけにはいかない(ビットコイン)
ニューテクノロジーは雇用を破壊する(AI)
チューリップが売れるには合理的な理由がある(金融バブル)
住宅価格は決して下がらない(不動産バブル)

ある物語は根拠なき熱狂となって人々の信念を変え、人々の行動を変えて、マクロ経済を大きく動かしてきた。

どうしてあるナラティブだけが繰り返されて、人口に膾炙していくのか?
ナラティブはどのようなメカニズムで、通説化し、人々の心をとらえるのか?
過去に語られてきた、有名なナラティブとはどのようなものか?
脳科学的に、人々はなぜそうしたナラティブを創り出したがるのか?

アニマルスピリット、それでも金融は素晴らしい、不道徳な見えざる手、と、現実経済を理解する上で
深い洞察を示してきたノーベル賞経済学者が、新しい経済学の方向を示す。

目次

はじめに ナラティブ経済学とは何か

1部 ナラティブ経済学の始まり

1 ビットコインのナラティブ
2 一致性の冒険
3 感染、群れ、合流
4 なぜ一部のナラティブが流行るのか
5 ラッファー曲線とルービックキューブの大流行
6 経済ナラティブのヴァイラル性に関する様々な証拠

2部 ナラティブ経済学の基礎

7 因果性とナラティブ群
8 ナラティブ経済学の7つの主張

3部 繰り返される経済ナラティブ

9 反復と変異
10 パニックと不安
11 倹約VS顕示的消費
12 金本位制VS金銀両本位性
13 労働節約機械が多くの職を奪う
14 オートメーションとAIがほとんどの職を奪う
15 不動産バブルとその崩壊
16 株式市場のバブル
17 ボイコット、不当利益、邪悪な企業
18 賃金物価スパイラルと邪悪な労働組合

4部 ナラティブ経済学の将来

19 未来のナラティブ、未来の研究

著者プロフィール

ロバート・J・シラー  (ロバート ジェイ シラー)  (著/文

ロバート・J・シラー
イエール大学スターリング経済学教授、ノーベル経済学賞受賞
イェール大学スターリング経済学教授。1972年にMITで経済学のPh.D.を取得。「資産価格の実証分析」を評価され、2013年にノーベル経済学賞を受賞。2000年に刊行された『投機バブル根拠なき熱狂』は、アメリカのITバブル崩壊を予言した書としてベストセラーとなった。同じくノーベル経済学賞を受賞(2001年)したジョージ・A・アカロフとの共著『アニマルスピリット』も、サブプライムローンに端を発する金融危機を理解する書物としてベストセラーとなった。著書に『それでも金融はすばらしい』『不道徳な見えざる手』(アカロフとの共著)など。

山形 浩生  (ヤマガタ ヒロオ)  (翻訳

山形 浩生(ヤマガタ ヒロオ)
評論家、翻訳家
評論家、翻訳家。東京大学大学院工学系研究科都市工学科およびマサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。開発援助コンサルタント。コンピュータ、経済、脳科学からSFまで幅広い分野で翻訳と執筆を手がける。著書に『新教養主義宣言』ほか。訳書に『超訳ケインズ「一般理論」』、ピケティ『21世紀の資本』、クルーグマン『クルーグマン教授の経済入門』、スノーデン『スノーデン 独白』、バナジー&デュフロ『貧乏人の経済学』、ハスケル&ウエストレイク『無形資産が経済を支配する』ほか多数。

上記内容は本書刊行時のものです。