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武器としての「資本論」 白井 聡(著/文) - 東洋経済新報社
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武器としての「資本論」

四六判
292ページ
定価 1,600円+税
ISBN
9784492212417
Cコード
C0036
一般 単行本 社会
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2020年2月27日
最終更新日
2020年4月3日
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書評掲載情報

2020-05-23 朝日新聞  朝刊
評者: いとうせいこう(作家)
2020-05-09 東京新聞/中日新聞  朝刊
2020-05-09 毎日新聞  朝刊
評者: 菊地信義
2020-04-18 毎日新聞  朝刊
評者: 佐藤優(作家、元外務省主任分析官)

紹介

なぜ「格差社会」が生まれるのか。
なぜ自己啓発書を何冊読んでも救われないのか。
資本主義を内面化した人生から脱却するための思考法がわかる。
ベストセラー『永続敗戦論』『国体論』著者によるまったく新しい「資本論」入門!

経済危機が起こるたびに「マルクスの『資本論』を読もう!」という掛け声が上がる。でもどうやって読んだらいいのか。「資本論」の入門書は数多く刊行されている。しかし「資本論」を正確に理解することと、「資本論」を現代に生かすこととは同じなのか?
本書では「資本論」の中でも今日の資本制社会を考える上で最重要の概念に着目し、それが今生きていることをどれほど鮮やかに解明するかを見ていく。

【他の「資本論」入門書との違い】
◎マルクスの「資本論」そのものの解説ではなく、「資本論」の「キモ」の部分だけを紹介。
◎「資本論」の中でも最重要な「商品」「包摂」「剰余価値」「本源的蓄積」「階級闘争」を切り口に、なぜ今のような格差社会が生まれているのか、どうすれば「乱世」を生き延びられるのか、を考える。

【本文より一部抜粋】
実は私たちが気づかないうちに、金持ち階級、資本家階級はずっと階級闘争を、いわば黙って闘ってきたのです。
それに対して労働者階級の側は「階級闘争なんてもう古い。そんなものはもう終わった」という言辞に騙され、ボーッとしているうちに、一方的にやられっぱなしになってしまったというわけです。(第11講より)

目次

はじめに 生き延びるための「武器」としての『資本論』

第1講 本書はどのような「資本論」入門なのか

第2講 資本主義社会とは? ――万物の「商品化」

第3講 後腐れのない共同体外の原理「無縁」 ――商品の起源

第4講 新自由主義が変えた人間の「魂・感性・センス」 ――「包摂」とは何か 

第5講 失われた「後ろめたさ」「誇り」「階級意識」――魂の「包摂」 

第6講「人生がつまらない」のはなぜか ――商品化の果ての「消費者」化 

第7講 すべては資本の増殖のために ――「剰余価値」

第8講 イノベーションはなぜ人を幸せにしないのか ―― 二種類の「剰余価値」 

第9講 現代資本主義はどう変化してきたのか ――ポスト・フォーディズムという悪夢 

第10講 資本主義はどのようにして始まったのか ――「本源的蓄積」 

第11講 引きはがされる私たち ――歴史上の「本源的蓄積」 

第12講 「みんなで豊かに」はなれない時代 ――階級闘争の理論と現実

第13講 はじまったものは必ず終わる ――マルクスの階級闘争の理論 

第14講 「こんなものが食えるか!」と言えますか? ――階級闘争のアリーナ

著者プロフィール

白井 聡  (シライ サトシ)  (著/文

白井 聡(シライ サトシ)
思想史家、政治学者、京都精華大学教員
思想史家、政治学者、京都精華大学教員。1977年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。一橋大学大学院社会学研究科総合社会科学専攻博士後期課程単位修得退学。博士(社会学)。3.11を基点に日本現代史を論じた『永続敗戦論 戦後日本の核心』(太田出版、2013年)により、第35回石橋湛山賞、第12回角川財団学芸賞などを受賞。その他の著書に『未完のレーニン』(講談社、2007年)、『「物質」の蜂起をめざして レーニン、〈力〉の思想(増補新版)』(作品社、2015年)、『属国民主主義論』(内田樹氏との共著、東洋経済新報社、2016年)、『国体論 菊と星条旗』(集英社新書、2018年)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。