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LIFESPAN(ライフスパン) デビッド・A・シンクレア(著/文) - 東洋経済新報社
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LIFESPAN(ライフスパン) (エルアイエフイーエスピーエーエヌ ライフスパン) 老いなき世界 (オイナキセカイ)

社会科学
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四六判
592ページ
定価 2,400円+税
ISBN
978-4-492-04674-6   COPY
ISBN 13
9784492046746   COPY
ISBN 10h
4-492-04674-7   COPY
ISBN 10
4492046747   COPY
出版者記号
492   COPY
Cコード
C3036  
3:専門 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2020年7月27日
最終更新日
2020年8月11日
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書評掲載情報

2020-12-19 毎日新聞  朝刊
評者: 養老孟司(解剖学者)
2020-10-17 日本経済新聞  朝刊
2020-09-19 毎日新聞  朝刊
評者: 養老孟司(解剖学者)
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紹介

★世界20ヵ国で刊行!
★ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー!

【人類が迎える衝撃の未来!】
人生100年時代とも言われるように、人類はかつてないほど長生きするようになった。
だが、より良く生きるようになったかといえば、そうとはいえない。
私たちは不自由な体を抱え、さまざまな病気に苦しめられながら晩年を過ごし、死んでいく。

だが、もし若く健康でいられる時期を長くできたらどうだろうか?
いくつになっても、若い体や心のままで生きることができて、刻々と過ぎる時間を気に病まずに、何度でも再挑戦できるとしたら、あなたの人生はどう変わるだろうか?

ハーバード大学医学大学院で遺伝学の教授を務め、長寿研究の第一人者である著者は、そのような世界がすぐそこまで迫っていることを示す。

本書で著者は、なぜ老化という現象が生物に備わったのかを、「老化の情報理論」で説明し、なぜ、どのようにして老化を治療すべきなのかを、最先端の科学的知見をもとに鮮やかに提示してみせる。

私たちは寿命を延ばすとともに、元気でいられる期間を長くすることもできる。
老化遺伝子が存在しないように、老化は避けて通れないと定めた生物学の法則など存在しないのだ。
生活習慣を変えることで長寿遺伝子を働かせたり、長寿効果をもたらす薬を摂取することで老化を遅らせ、さらには山中伸弥教授が突き止めた老化のリセット・スイッチを利用して、若返ることさえも可能となるだろう。

では、健康寿命が延びた世界を、私たちはどう生きるべきなのだろうか?
著者によれば、寿命が延びても、人口は急激に増加しない。また、人口が増加しても、科学技術の発達によって、人類は地球環境を破壊せずに、さらなる発展を目指すことができるという。

いつまでも若く健康で生きられれば、年齢という壁は消えてなくなる。
孫の孫にも会える時代となれば、私たちは次の世代により責任を感じることになる。

変えられない未来などない。
私たちは今、革命(レボリューション)の幕開けだけでなく、人類の新たな進化(エボリューション)の始まりを目撃しようとしているのだ。

■世界を代表する知識人が称賛!
「鋭い洞察に満ちた刺激的な書だ。広く深く読まれるべき傑作といえる」
――シッダールタ・ムカジー(科学者。ピュリッツァー賞受賞作家。『遺伝子――親密なる人類史』、『がん――4000年の歴史』著者)

「知的好奇心を掻き立ててやまない一冊。じつに興味深い洞察を提供してくれる」
――アンドリュー・スコット(ロンドン・ビジネススクールの経済学教授、『LIFE SHIFT(ライフシフト)――100年時代の人生戦略』著者)

目次

はじめに――いつまでも若々しくありたいという願い

第1部 私たちは何を知っているのか(過去)
第1章 老化の唯一の原因――原初のサバイバル回路
第2章 弾き方を忘れたピアニスト
第3章 万人を蝕(むしば)む見えざる病気

第2部 私たちは何を学びつつあるのか(現在)
第4章 あなたの長寿遺伝子を今すぐ働かせる方法
第5章 老化を治療する薬
第6章 若く健康な未来への躍進
第7章 医療におけるイノベーション

第3部 私たちはどこへ行くのか(未来)
第8章 未来の世界はこうなる
第9章 私たちが築くべき未来

おわりに――世界を変える勇気をもとう

謝辞
原註
シンクレアの利害関係情報開示
大きさの比較
登場人物紹介
用語集
索引

著者プロフィール

デビッド・A・シンクレア  (デビッド エー シンクレア)  (著/文

デビッド・A・シンクレア
世界的に有名な科学者、起業家。老化の原因と若返りの方法に関する研究で知られる。とくに、サーチュイン遺伝子、レスベラトロール、NADの前駆体など、老化を遅らせる遺伝子や低分子の研究で注目を浴びている。ハーバード大学医学大学院で、遺伝学の教授として終身在職権を得ており、同大学院のブラヴァトニク研究所に所属している。ほかにも、ハーバード大学ポール・F・グレン老化生物学研究センターの共同所長、ニューサウスウェールズ大学(オーストラリア・シドニー)の兼任教授および老化研究室責任者、ならびにシドニー大学名誉教授を務める。これまでに170本あまりの科学論文を発表し、50件あまりの特許を共同発明。老化、ワクチン、糖尿病、生殖能力、がん、生物兵器防衛などの分野で、14社のバイオテクノロジー企業を共同創業している。国防関係機関やNASAとも共同研究を行なうほか、これまでに35の賞や栄誉を授与されている。『タイム』誌による「世界で最も影響力のある100人」の1人に選出され(2014年)、「医療におけるトップ50人」の1人にも選出されている(2018年)。

マシュー・D・ラプラント  (マシュー ディー ラプラント)  (著/文

マシュー・D・ラプラント
ユタ州立大学で報道記事ライティングを専門とする準教授。ジャーナリスト、ラジオ番組司会者、作家、共著者としても活躍。主な活動については、www.mdlaplante.comを参照のこと。

梶山 あゆみ  (カジヤマ アユミ)  (翻訳

梶山 あゆみ(カジヤマ アユミ)
翻訳家。東京都立大学人文学部英文科卒。主な訳書にヒッグス『人類の意識を変えた20世紀』、ウィンチェスター『精密への果てなき道』、ジョンソン/ギャラガー『10億分の1を乗りこえた少年と科学者たち』、キャシディー/ドハティー『とんでもない死に方の科学』、マーティン『私が虫を食べるわけ』、ウォード/カーシュヴィンク『生物はなぜ誕生したのか』、シャンキン『原爆を盗め!』、グッド『新しいワインの科学』、ブラウン『冥王星を殺したのは私です』、ヘルドブラー/ウィルソン『ハキリアリ』、スチュアート『自然界の秘められたデザイン』、ウォルター『この6つのおかげでヒトは進化した』、デンディ/ボーリング『自分の体で実験したい』、ウォルマン『「左利き」は天才?』、ガザニガ『脳のなかの倫理』など。

上記内容は本書刊行時のものです。