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感性的思考 長島知正(著) - 東海大学出版会
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感性的思考 (カンセイテキシコウ) 理系・文系の壁を超える発想のために (リケイブンケイノカベヲコエルハッソウノタメニ)

工業・工学
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四六判
240ページ
並製
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-486-02031-8   COPY
ISBN 13
9784486020318   COPY
ISBN 10h
4-486-02031-6   COPY
ISBN 10
4486020316   COPY
出版者記号
486   COPY
Cコード
C3050  
3:専門 0:単行本 50:工学・工学総記
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2014年3月1日
書店発売日
登録日
2014年1月16日
最終更新日
2014年3月31日
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紹介

戦後わが国の経済成長を支えてきたものづくり。近年、ものづくりは技術の発展だけでなく、いかにユーザーの欲求に応え、満足させられるかが肝心となる。理性に対立すると思われがちな感性と思考の関係を整理し、従来の文理の壁を越えた新たな見方や思考の有用性を示す。 

目次

まえがき
序章
第一章 感性とものづくり
科学技術によって私たちはこれからも豊かに暮らしていけるだろうか?
私たちは今どこにいて、これからどこに行くのか
 人類の歴史
新しいものづくりへの胎動と感性工学
ものづくり産業の成功と挫折
豊かさとは何か
日常生活の質と感性
 コラム(1)生活世界と現象学
感性工学の提案―感性価値創造と生活支援技術
感性技術事例と関連するものづくりの課題
 技術事例
 感性による新しいものづくりの課題

第二章 感性とは何か
はじめに
人間の心のモデル「知」・「情」・「意」
感覚、感情、感性
 コラム(2)感覚と感性
 感覚とは
 感性とは
 感性とは―精神の感覚的メタファー
 コラム(3)脳と心のモデル
近代西欧における感性学の誕生
 感性学としての美学の創設(バウムガルテン) 
 感性の学としての、美学とはどういうものか
 「美」をめぐる永遠の論議―「美しい」とは
カントの「純粋理性批判」に現れる感性
 カント「純粋理性批判」の概要
 カントの(超越論的)感性論
感性の学=美学の変遷と現代化への模索
感性の多様性とその基準
 感性の新しい定義に向けて

第三章 感性的思考
はじめに
感性と思考
原初的な思考(思考の始まり)
 思考の原初的な形と認識
 パターン認識
 醜いアヒルの子の定理
 コラム(4)思考の代数―思考の法則とブール演算
他者への関心と共感
 近代社会における〝共感〟概念の登場
 ルソー―他者への憐れみ
 ヒューム―印象の連合と共感
 スミスの同感
 現象学における他我問題と共感
 共感の具体例と今後の課題
共感の脳・神経基盤
 ミラー・ニューロンの発見
 ミラー・ニューロンの意義と役割
感性的思考
 新しいものづくり・サービスと共感―感性工学の枠組み
 情感的判断(カントの美的判断)-理性的思考を越えて
 共感的理解と応用
 コラム(5)談話理解と共感

第四章 感性の表現と展開
はじめに
感性と言語―人類の最初の言葉は情念の言葉だった
言語による感性の能動化と表現
 コラム(6)共通感覚、共感覚、構想力
認知活動と言葉による感性の表現
 言語の統合軸と連合軸
 認知意味論
 メトニミーとメタファー
 感覚メタファー
言語論的方法の感性工学的応用への課題
 言語による共感の特徴づけ
 納得とネタファー  
 感性的品質評価法

第五章 感性が新しい時代を拓く
 感性が拓く新しい技術と社会
おわりに
付録
あとがき

上記内容は本書刊行時のものです。