....
【利用不可】
書店員向け情報 HELP
出版者情報
近代ベンガルにおけるナショナリズムと聖性
発行:東海大学出版会
A5判
294ページ
上製
定価
3,000円+税
- 初版年月日
- 2013年10月1日
- 登録日
- 2013年4月26日
- 最終更新日
- 2013年10月15日
紹介
オッシニクマル・ドットというカリスマ指導者の下で展開されたスワデシ運動の経緯を明らかにし、インドは宗教的であるというイメージをはずしたときに近代インド史がどう見えるかを近代インドを代表する三人の人物を通して考察する。
目次
はじめに
第一部 オッシニクマル・ドットとスワデシ運動
第一章 マハトマ(偉大なる魂)と呼ばれた地方活動家の生涯
第二章 オッシニ・ドットの村(村の社会とスワデシ運動)
第三章 「暴力県」の聖俗列伝
一 小さな町の小さな教団(ボリシャル・ブラフモ・サマージとオッシニクマル・ドット
二 聖家族の肖像(モノロマとモノロンジャン)
三 聖人校長の面影(ジョゴディシュ・ムコパッダエ)
四 ムスリム指導者の誕生(スワデシ運動とフォジュルル・ホック)
五 悲運の「不可触民」政治家(ジョゲンドロナト・モンドル)
六 スワデシ・ジャットラのヒーロー(ムクンド・ダーシュ)
七 詩人ジボナノンド・ダーシュとボリシャルの聖性
第二部 近代ベンガルと宗教領域
第四章 「世俗の人」の宗教改革(ラムモホン・ラエ論)
第五章 敬愛されつつ孤立したバラモンの大学者(ビッダシャゴル論)
第六章 近代ヒンドュー教の核心を生きた聖者(ラムクリシュノ論)
第三部 タゴールと近代ベンガル(ナショナリズムと聖性のゆくえ)
第七章 ベンガル近代史におけるタゴール家の位相
第八章 タゴールの小説三篇
一 『ゴーラ』(近代インドの倫理性と世界性)
二 『家と世界』論(スワデシ運動とナショナリズム批判)
三 『最後の詩』論(近代を超えて)
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。