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この世界を生きる哲学大全 富増章成(著/文) - CCCメディアハウス
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この世界を生きる哲学大全 (コノセカイヲイキルテツガクタイゼン)

哲学・宗教
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A5判
376ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-484-20227-3   COPY
ISBN 13
9784484202273   COPY
ISBN 10h
4-484-20227-1   COPY
ISBN 10
4484202271   COPY
出版者記号
484   COPY
Cコード
C0010  
0:一般 0:単行本 10:哲学
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2020年8月26日
最終更新日
2020年9月24日
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紹介

1日4ページで“人生のコンパス”が手に入る。
私ごとから人間関係、社会問題まで、哲学思考でなんとかなる。

あなたは「哲学」にどんな印象を持ちますか? 生き方、人生論、あるいは役に立たない屁理屈でしょうか。いいえ、違うのです。哲学は必要どころか、知らないと人生に大きな損失をもたらします。なぜなら、哲学は人生論などではなく、最強かつ万能のリベラルアーツだからです。政治、経済、芸術、宗教、言語、自然科学、歴史、心理学など、哲学とは「いまあるあらゆる知識を分析する学問」です。

本書を読むと、こんなことが起こります。あらゆる情報をまず冷静に受け止める、情報リテラシーが身につきます。自分と異なる主張に接したときは、条件反射で反発せず、その人について深く考えるようになります。意固地でなくなり、「皆が違うのは当たり前」と思えるようになります。小さな問題が気にならなくなります。いままで興味がなかった学問に興味がわいてきます。

本書は、第Ⅰ部「哲学史編」と第Ⅱ部「テーマ別編」から成る哲学大全です。しかし、普通の哲学入門とは違い、私たちが生きていくうえで直結するような問題だけをピックアップしています。「哲学史編」では、古今東西の思考ツール俯瞰的に理解します。そして「テーマ別編」では思考ツールを生かして、現代社会のいろいろな問題を考えます。

目次

■はじめに

【第Ⅰ部 哲学史編】
■第1章 古代の哲学
1 哲学のスタート「自然哲学」/2 ソクラテスはなぜスゴい?/3 ソクラテスからプラトンへ/4 アリストテレスで頭を冷やす/5 がんばるヘレニズム哲学/6 新プラトン主義の神秘

■第2章 宗教で現代をみる
7ユダヤ教の成立と『聖書』/8『聖書』がなぜすごいのか?/9 キリスト教とはなんなのか?/10 ついにキリスト教の成立/11 イスラム教の基礎知識/12 インド哲学とヨガ/13 原始仏教の教理/14 日本にも大影響の大乗仏教

■第3章 近代の哲学
15 ルネサンスと宗教改革/16 近代哲学の父デカルト/17 大陸合理論の展開/18 イギリス経験論哲学とは/19 偉大なるカントの哲学/20 ヘーゲルと近代哲学の完成

■第4章 現代への哲学
21 ニーチェの哲学とニヒリズム/22 プラグマティズムの哲学/23 ウィトゲンシュタインの哲学/24 構造主義とはなんだろう?/25 現象学の創始者フッサール/26 フーコーと系譜学/27 精神分析学の流れ/28 アドラー心理学、その他

■第5章 社会と経済思想
29 社会契約説と革命/30 哲学と経済学の関係/31 マルクスの唯物史観/32 ケインズの経済学/33 功利主義の思想、その他/34 全体主義と倫理思想/35 フランクフルト学派の思想

■第6章 生と生存の哲学
36 ベルクソンの哲学/37 キルケゴールと恋愛/38 ハイデガーと死の哲学/39 サルトルと実存主義哲学/40 ヤスパースの哲学/41 アランの幸福論/42 ショーペンハウアーの哲学

■第7章 未来へつながる思想
43 人口論と食糧問題/44 東西の古典的戦争論/45 メディア論と現代社会/46 リオタールの哲学/47 ドゥルーズの哲学/48 クーンのパラダイムシフト/49 現代の政治哲学/50 現代の消費とファッション

【第Ⅱ部 テーマ別編】
■第1章 哲学・思想の応用編
1 考えることで壁を乗り越える/2 どうやったら幸福になれるの?/3 動機と責任について考える/4 宗教哲学はややこしい/5 世界が存在していることの不思議/6 生きることと死ぬこと/7 さらに死について考える/8 生きる意味とは何か

■第2章 社会・政治の哲学
9 自己と他者の哲学について考える/10 歴史を学ぶと役に立つ/11 歴史の法則性を考える/12 自由主義思想の起源/13 共同体主義とは何か?/14 儒学の政治哲学/15 老荘思想の政治哲学

■第3章 地域・世界・未来
16 家族と少子化の問題/17 高齢社会の生き方/18 格差社会と世界はどうなる?/19 環境問題と異文化問題/20 様々な危機について考える/21 中東紛争

■第4章 哲学と自然科学
22 安楽死・尊厳死とは?/23 クローンと遺伝子操作/24 コンピュータの歴史/25 IT社会の発達と問題/26 人工知能とシンギュラリティ/27 哲学と科学の歴史/28 物理学の歴史と将来

■第5章 哲学と自己啓発
29 チームワークとアイディア/30 ポジティブに考える/31 モティベーションを高める/32 主体的に生きるとは?/33 信念とイメージの力/34 人に与えるということ

著者プロフィール

富増章成  (トマスアキナリ)  (著/文

河合塾やその他大手予備校で「日本史」「倫理」「現代社会」などを担当。中央大学文学部哲学科卒業後、上智大学神学部に学ぶ。歴史をはじめ、哲学や宗教などのわかりにくい部分を読者の実感に寄り添った、身近な視点で解きほぐすことで定評がある。
著書に『超訳 哲学者図鑑』(かんき出版)、『読破できない難解な本がわかる本』(ダイヤモンド社)、『図解でわかる! ニーチェの考え方』『図解 世界一わかりやすい キリスト教』『誰でも簡単に幸せを感じる方法はアランの「幸福論」に書いてあった』(以上、KADOKAWA)、『日本史《伝説》になった100人』(王様文庫/三笠書房)、『オッサンになる人、ならない人』(PHP研究所)、『哲学の小径―世界は謎に満ちている! 』(講談社)、『空想哲学読本』(宝島社文庫)など多数。

上記内容は本書刊行時のものです。