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出版者情報
「教授」と呼ばれた男
坂本龍一とその時代
発行:筑摩書房
四六判
520ページ
定価
2,900円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2024年4月9日
- 書店発売日
- 2024年4月11日
- 登録日
- 2024年2月17日
- 最終更新日
- 2024年6月13日
書評掲載情報
2024-12-28 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 速水健朗(評論家) |
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紹介
膨大な作品群を遺した坂本龍一。時代精神といかに対峙し、音を紡いでいったのか。多面的な軌跡の根底には何があったのか。「教授」と呼ばれた男をめぐる批評の書
「坂本龍一」の全体像が、この1冊で。
音楽シーンを大きく変えたYMOの一員として活躍する以前、「教授」と呼ばれるようになる前の少年時代から、「脱原発」など社会運動へのコミット、そして、静謐そのものと言うべき生前のラストアルバム『12』のリリースまで、坂本龍一の多面的な軌跡を追う。
移り変わる時代精神といかに対峙し、音を紡いでいったのか、その根底には何があったのかを浮かび上がらせた、著者渾身の批評の書。
彼に教わったことが、いったいどれだけあることだろう。それは音楽だけではない。芸術や文化にかんすることだけでもない。知識や教養、スコラに属することだけでもない。他者との関係、社会との関わり、世界への態度、生きること、そして、死ぬことも。教えを授けるつもりなど、彼にはなかっただろう。だが私たちは彼から学んだのだ。――本文より
目次
はじめに――「坂本龍一」と私
第一章 「教授」以前の彼
第二章 「イエロー・マジック」との闘い
第三章 「音楽図鑑」の時代
第四章 「J」との遭遇
第五章 調べから響きへ
第六章 彼の最後の歌
おわりに――坂本龍一と私
上記内容は本書刊行時のものです。