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「教授」と呼ばれた男 佐々木 敦(本文) - 筑摩書房
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「教授」と呼ばれた男 (キョウジュトヨバレタオトコ) 坂本龍一とその時代 (サカモトリュウイチトソノジダイ)

文芸
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発行:筑摩書房
四六判
520ページ
定価 2,900円+税
ISBN
978-4-480-87415-3   COPY
ISBN 13
9784480874153   COPY
ISBN 10h
4-480-87415-1   COPY
ISBN 10
4480874151   COPY
出版者記号
480   COPY
Cコード
C0073  
0:一般 0:単行本 73:音楽・舞踊
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2024年4月9日
書店発売日
登録日
2024年2月17日
最終更新日
2024年6月13日
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書評掲載情報

2024-12-28 日本経済新聞  朝刊
評者: 速水健朗(評論家)
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紹介

膨大な作品群を遺した坂本龍一。時代精神といかに対峙し、音を紡いでいったのか。多面的な軌跡の根底には何があったのか。「教授」と呼ばれた男をめぐる批評の書

「坂本龍一」の全体像が、この1冊で。

音楽シーンを大きく変えたYMOの一員として活躍する以前、「教授」と呼ばれるようになる前の少年時代から、「脱原発」など社会運動へのコミット、そして、静謐そのものと言うべき生前のラストアルバム『12』のリリースまで、坂本龍一の多面的な軌跡を追う。
移り変わる時代精神といかに対峙し、音を紡いでいったのか、その根底には何があったのかを浮かび上がらせた、著者渾身の批評の書。

彼に教わったことが、いったいどれだけあることだろう。それは音楽だけではない。芸術や文化にかんすることだけでもない。知識や教養、スコラに属することだけでもない。他者との関係、社会との関わり、世界への態度、生きること、そして、死ぬことも。教えを授けるつもりなど、彼にはなかっただろう。だが私たちは彼から学んだのだ。――本文より

目次

はじめに――「坂本龍一」と私
第一章 「教授」以前の彼
第二章 「イエロー・マジック」との闘い
第三章 「音楽図鑑」の時代
第四章 「J」との遭遇
第五章 調べから響きへ
第六章 彼の最後の歌
おわりに――坂本龍一と私

著者プロフィール

佐々木 敦  (ササキ アツシ)  (本文

佐々木 敦(ささき・あつし):1964年生まれ。思考家/批評家/文筆家。音楽レーベルHEADZ主宰。映画美学校言語表現コース「ことばの学校」主任講師。芸術文化の諸領域で活動を展開。著書に『増補・決定版 ニッポンの音楽』(扶桑社文庫)、『未知との遭遇【完全版】』(星海社新書)、『あなたは今、この文章を読んでいる。』(慶應義塾大学出版会)、『ゴダール原論』(新潮社)、『ニッポンの文学』(講談社)、小説『半睡』(書肆侃侃房)ほか多数。

上記内容は本書刊行時のものです。