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当事者は嘘をつく 小松原 織香(著/文) - 筑摩書房
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当事者は嘘をつく (トウジシャハウソヲツク)

社会科学
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発行:筑摩書房
四六判
208ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-480-84323-4   COPY
ISBN 13
9784480843234   COPY
ISBN 10h
4-480-84323-X   COPY
ISBN 10
448084323X   COPY
出版者記号
480   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2022年1月27日
書店発売日
登録日
2021年12月22日
最終更新日
2024年7月31日
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書評掲載情報

2022-09-17 毎日新聞  朝刊
評者: 橘玲(作家)
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紹介

「私の話を信じてほしい」哲学研究者の著者は、傷を抱えて生きていくためにテキストと格闘する。自身の被害の経験を丸ごと描いた学術ノンフィクション。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「私の話を信じてほしい」
哲学研究者が、自身の被害経験を丸ごと描く。

性被害ほど定型的に語られてきたものはない。かねがねそれでは足りない、届かないという思いを抱いてきた。本書には、当事者と研究者、嘘かほんとうかをめぐって幾層にも考え抜き、苦しみ格闘したプロセスが描かれている。これこそ私が待っていた一冊である。――信田さよ子

ジャック・デリダ、ジュディス・ハーマン、田中美津、渡辺京二らのテキストを参照しつつ、新しい語りの型を差し出そうとする試み。

目次

まえがき
第一章 性暴力と噓
第二章 生き延びの経験
第三章 回復の物語を手に入れる
第四章 支援者と当事者の間で
第五章 研究者と当事者の間で
第六章 論の立て方を学ぶ
第七章 私は当事者ではない
第八章 再び研究者と当事者の間で
第九章 語りをひらく
あとがき

著者プロフィール

小松原 織香  (コマツバラ オリカ)  (著/文

学術振興会特別研究員PD(関西大学)。2017年、『性暴力と修復的司法』(ジェンダー法学会奨励賞)出版。論文「野生の声を聴く」(『早稲田文学2020夏)など。

上記内容は本書刊行時のものです。