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人間の本性を考える 上 スティーブン・ピンカー(本文) - 筑摩書房
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人間の本性を考える 上 (ニンゲンノホンセイヲカンガエル ジョウ) 心は「空白の石版」か (ココロハクウハクノセキバンカ)

文庫
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発行:筑摩書房
文庫判
512ページ
定価 1,700円+税
ISBN
978-4-480-51281-9   COPY
ISBN 13
9784480512819   COPY
ISBN 10h
4-480-51281-0   COPY
ISBN 10
4480512810   COPY
出版者記号
480   COPY
Cコード
C0111  
0:一般 1:文庫 11:心理(学)
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2025年2月6日
書店発売日
登録日
2024年12月12日
最終更新日
2025年2月10日
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紹介

人間を決めるのは「生まれ」か、それとも「育ち」なのか。いまだに議論の応酬がやまないこの論争に介入し、世界中で大反響を巻き起こした認知心理学者スティーブン・ピンカーの代表作。本書でピンカーは、人間の心は「空白の石版(ブランク・スレート)」であってすべては環境により決定されるという議論に対し、性差など「生まれつき」の要素を無視することはできないとして徹底的な反証を繰り広げる。現代科学の膨大な研究蓄積を武器に、「人間らしさ」の根源を問う、現代の古典というべき一冊。上巻は、人間本性の存在を否定することの危うさを論じた「第III部 四つの恐怖を克服する」まで。

目次

はじめに

I 三つの公式理論――ブランク・スレート、高貴な野蛮人、機械のなかの幽霊
第1章 心は「空白の石版」か
第2章 ブランク・スレート、アカデミズムを乗っ取る
第3章 ゆらぐ公式理論
第4章 文化と科学を結びつける
第5章 ブランク・スレートの最後の抵抗

II 知の欺瞞――科学から顔をそむける知識人たち
第6章 不当な政治的攻撃
第7章 すべては詭弁だった――「三位一体」信仰を検討する

III 四つの恐怖を克服する――不平等・不道徳・無責任・ニヒリズム
第8章 もし生まれついての差異があるのならば……
第9章 もし努力しても無駄ならば……
第10章 もしすべてがあらかじめ決定されているのならば……
第11章 もし人生に意味がないのならば……

付録/原注/参考文献/人名索引

著者プロフィール

スティーブン・ピンカー  (ピンカー スティーブン)  (本文

スティーブン・ピンカー(Steven Pinker):1954年、カナダ生まれ。スタンフォード大学、マサチューセッツ工科大学で教鞭をとり、現在はハーバード大学心理学研究室教授。進化心理学の第一人者として知られ、認知科学や実験心理学の視点から視覚認知、心理言語学などについて幅広く研究している。米国科学アカデミー会員。『心の仕組み』(ちくま学芸文庫)、『言語を生みだす本能』(NHKブックス)、『21世紀の啓蒙』(草思社文庫)、『暴力の人類史』(青土社)など邦訳書多数。

山下 篤子  (ヤマシタ アツコ)  (翻訳

山下 篤子(やました・あつこ):北海道大学歯学部卒業。翻訳家。ラマチャンドラン『脳のなかの幽霊』『脳のなかの天使』など訳書多数。

上記内容は本書刊行時のものです。