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古典の継承者たち L.D.レノルズ(著) - 筑摩書房
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古典の継承者たち (コテンノケイショウシャタチ) ギリシア・ラテン語テクストの伝承にみる文化史 (ギリシアラテンゴテクストノデンショウニミルブンカシ)

文庫
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発行:筑摩書房
文庫判
624ページ
定価 1,800 円+税   1,980 円(税込)
ISBN
978-4-480-51183-6   COPY
ISBN 13
9784480511836   COPY
ISBN 10h
4-480-51183-0   COPY
ISBN 10
4480511830   COPY
出版者記号
480   COPY
Cコード
C0190  
0:一般 1:文庫 90:文学総記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2025年6月10日
書店発売日
登録日
2025年4月12日
最終更新日
2025年9月27日
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書評掲載情報

2025-12-13 毎日新聞  朝刊
評者: 本村凌二(東京大学名誉教授・西洋史)
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紹介

われわれが親しむギリシアとローマの古典は、現在の形を取るまでに紆余曲折を経てきた。書写された複数の本から原典を正確に復元し、保存すること、そして伝承すること。本書はその営為の過程を追う。古代における書籍取引の実態から始まり、巻子本から冊子本への変化、カロリング時代に増加する本の生産、書体の発展、ルネサンスの校訂学など、興趣に富んだ説明がなされる。テクストの存続には物質的要件に加え、時代ごとの学問や教育態勢も大きく与っていた。文献保存に注いだ人々の情熱を伝える名著。文庫化に際しては、原著第四版を底本とした。

目次

序 文 

第一章 古 代
 1 古代の本 
 2 ムーセイオンの図書館とヘレニズム時代の学問
 3 ヘレニズム時代のその他の研究 
 4 共和政ローマの本と学問
 5 帝政初期の発展 
 6 2世紀の擬古主義 
 7 概要と注釈書 
 8 巻子本から冊子本(コデツクス)へ 
 9 西ローマ帝国における四世紀の異教とキリスト教
 10 奥書(おくがき)

第二章 東のギリシア語圏 
 1 帝政ローマの学問と文献
 2 キリスト教会と古典研究
 3 ビザンツ時代初期
 4 オリエントにおけるギリシア語テクスト 
 5 九世紀の古典復興 
 6 ビザンツ時代後期 

第三章 西のラテン語圏 
 1 暗黒時代
 2 アイルランドとイングランド
 3 アングロ・サクソン人の伝道師たち
 4 ブリテン諸島が古典テクストに与えた影響
 5 カロリング時代のリバイバル
 6 カロリング風小文字体の発展
 7 カロリング時代の図書館とラテン語の古典
 8 カロリング時代の学問 
 9 カロリング文化の黄昏
 10 モンテカッシーノ修道院の復興 
 11 12世紀ルネサンス 
 12 スコラ哲学の時代 
 13 中世の西ヨーロッパにおけるギリシア語 

第四章 ルネサンス 
 1 人文主義
 2 最初の人文主義者たち
 3 人文主義の充実―ペトラルカとその世代
 4 コルッチオ・サルターティ(1331-1406)
 5 大いなる発見の時代―ポッジオ(1380-1459)
 6 15世紀におけるラテン研究―ヴァラとポリツィアーノ
 7 ギリシア語学―外交官と亡命者と書籍収集家
 8 15世紀におけるギリシア研究―ベッサリオンとポリツィアーノ
 9 ギリシア語テクストの最初の印刷本―アルドゥス・マヌティウスとマルコス・ムスロス
10 エラスムス(1469頃-1536)

第五章 ルネサンス以降
 1 反宗教改革とルネサンス最盛期のイタリア
 2 フランスにおける人文主義と学問の始まり
 3 16-17世紀のネーデルラント
 4 リチャード・ベントリー(1662-1742)―古典学と神学 
 5 古文書学の起源 
 6 ルネサンス以降に発見されたテクスト
 7 エピローグ 
 
第六章 テクスト批判
 1 序
 2 テクスト批判の理論の発展
 3 校合の系統図理論
 4 系統図法の限界
 5 個々の写本の時期と価値
 6 間接的伝承
 7 他のいくつかの基本的原則
 8 テクストの毀れ
 9 伝承の流動的形態―技術書と大衆文学 
 10 テクスト批判資料(アパラトウス・クリテイクス)の約束事
 11 結語

略語表
原 注
訳者あとがき
文庫版訳者あとがき
本書で引用・言及される古典作家・作品の邦訳
写本索引
人名・作品名索引
事項・地名索引
図版への注

著者プロフィール

L.D.レノルズ  (レイトン ダラム レノルズ)  (

L.D.レノルズ(Leighton Durham Reynolds):1930-99年。オクスフォード大学名誉教授。

N.G.ウィルソン  (ナイジェル ガイ ウィルソン)  (

N.G.ウィルソン(Nigel Guy Wilson):1935年生まれ。オクスフォード大学リンカーン・カレッジ名誉フェローおよびチューター。

西村 賀子  (ニシムラ ヨシコ)  (翻訳

西村賀子(にしむら・よしこ):1953年、大阪市生まれ。京都大学大学院博士課程修了。和歌山県立医科大学名誉教授。

吉武 純夫  (ヨシタケ スミオ)  (翻訳

吉武純夫(よしたけ・すみお):1959年、小樽市生まれ。京都大学大学院博士課程修了。名古屋大学人文学研究科学術研究員。

上記内容は本書刊行時のものです。