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出版者情報
インド洋海域世界の歴史
人の移動と交流のクロス・ロード
発行:筑摩書房
文庫判
672ページ
定価
1,800円+税
- 初版年月日
- 2021年9月9日
- 書店発売日
- 2021年9月13日
- 登録日
- 2021年7月21日
- 最終更新日
- 2021年8月28日
紹介
陸中心の歴史観に異を唱え、海から歴史を見る重要性を訴えた記念碑的名著。世界を一つにつなげた文明の交流の場、インド洋海域世界の歴史を紐解く。
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グローバル経済の起源は大航海時代にあると言われる。しかしそれよりはるか前、インド洋海域世界には二千年以上もの間、様々な民族、人種、宗教が交じり合う自由で自立した大経済圏が存在していた。季節風を利用した航海技術の確立により長距離交易が盛んに行われ、アフリカから地中海世界、西アジア、インド、東南アジア、中国にわたる広大な地域が一つに結ばれていたのだ。しかしレコンキスタ終結後、この経済網はヨーロッパ人に破壊され、奪われていく。イスラームの影響下で栄えた大経済圏・文化圏の全体像を、膨大な史料とフィールドワークをもとに描き出す、海域史研究の記念碑的名著。
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グローバル経済を生んだ海
海域史研究の記念碑的名著
上記内容は本書刊行時のものです。