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出版者情報
自分の時間へ
発行:筑摩書房
文庫判
208ページ
定価
800円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫僅少
- 初版年月日
- 2024年9月10日
- 書店発売日
- 2024年9月12日
- 登録日
- 2024年7月5日
- 最終更新日
- 2024年10月8日
紹介
「自分の時間は、ほんとうは、他の人びとによってつくられているのだと思う」
「後になっておおきな意味をもつことになることのおおくは、しばしば始めは、何でもない些細なことにすぎない」
「得たものはつねに、失ったものに比例している」──。
言葉と共に暮らし続けた詩人の記憶から静かに届けられる、自らの人生を生きていくための小さなヒントたち。傑作エッセイ集。
解説 辻山良雄
目次
Ⅰ
敬三君のこと
立子山のこと
早稲田独文のこと
ゴーゴリの伝記のこと
早稲田通りのこと
上甲さんのこと
雑誌『現代詩』のこと
小田さんのこと
中村さんのこと
六月劇場のこと
ガリ版と夢のこと
スバル360のこと
鉄条網の刺のこと
パトリシアのこと
負けるが勝ちのこと
手わたされた言葉のこと
クリストファーさんのこと
テポストランのこと
渡辺さんのこと
甲賀流のこと
一緒にした仕事のこと
そのとき話したこと
鶴見さんのこと
井の頭線沿線のこと
カンチェーリのこと
三匹の猫のこと
Ⅱ
無音の音楽、見えない舞台
露伴のルビのこと
三冊の聖書のこと
戯れの二篇の詩のこと
岩波文庫のこと
野球と第一書房のこと
夏に読んだ本のこと
秋に読んだ本のこと
冬に読んだ本のこと
正月に読んだ本のこと
本のかたちのこと
本の色と本の服のこと
引用の力ということ
ホイットマンの手引きのこと
へそまがりの老人のこと
十冊のジョバンニのこと
不治の病のこと
all the wrongs of Man
詩人トゥルミ・シュムスキー
樽の中の哲学者のことなど
解説 辻山良雄
上記内容は本書刊行時のものです。