版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
そこから青い闇がささやき 山崎 佳代子(著/文) - 筑摩書房
.
【利用不可】
ちくま文庫 (チクマブンコ)巻次:や-60-1

そこから青い闇がささやき (ソコカラアオイヤミガササヤキ) ベオグラード、戦争と言葉 (ベオグラードセンソウトコトバ)

文庫
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:筑摩書房
文庫判
256ページ
定価 800円+税
ISBN
978-4-480-43833-1   COPY
ISBN 13
9784480438331   COPY
ISBN 10h
4-480-43833-5   COPY
ISBN 10
4480438335   COPY
出版者記号
480   COPY
Cコード
C0195  
0:一般 1:文庫 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2022年8月8日
書店発売日
登録日
2022年6月28日
最終更新日
2024年4月3日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2022-09-17 東京新聞/中日新聞  朝刊
2022-09-17 朝日新聞  朝刊
評者: 安田浩一(ノンフィクションライター)
MORE
LESS

紹介

紛争下の旧ユーゴスラビア。NATOによる激しい空爆、戦火の中の人びとの日常、文学、希望……。戦争の実際を詩人が描く。解説 池澤夏樹

戦争を生きる人々の声を聞く。
空爆下の旧ユーゴスラビアに留まり、詩人が記した
戦火のなかの暮らし、子どもたちのいる情景。

今、世界にはたくさんの暴力と少しの希望がある。
この本を読んでぼくは、希望に賭けようと思った。
                ――池澤夏樹

「最初は、死者が名前で知らされる。それから数になる。最後には数もわからなくなる……」。旧ユーゴスラビア、ベオグラード。戦争がはじまり、家、街、友人、仕事……人々はあらゆるものを失っていく。そして、不条理な制裁と、NATOによる空爆がはじまった。日本への帰国を拒み空爆下の街に留まった詩人が、戦火のなかの暮らし、文学、希望を描くエッセイ集。
解説 池澤夏樹

【目次】

緑の水、音楽 
 
Ⅰ カラタチの花、トランク  
小さな自叙伝/写真のないアルバム  

Ⅱ こどもの樅の木  
昼下がりのバスストップ/燃え上がる炎/投獄された人々/黒い花  

Ⅲ 光る朝の雪  
見えない戦争/わたしの国の物語

Ⅳ ひなぎくの花  
向日葵の女の子/麦畑の娘たち/水の情景/野原、馬  

Ⅴ 鳥のために  
境界の文学/橋をめぐるものたち/デサンカさんのこと  

Ⅵ あどけない話  
花冷え、空襲警報/宇宙と、声と、沈黙と──ベオグラードは生きている/小さな声、かすかな音/歌、私たちが光を呼びもどすとき/一九九九年、春/隠された声たち──人間らしい人間のために/バスの伝説  

Ⅶ 泳ぐ花嫁  
本という贈り物/そして島は漂いはじめた──映画「アンダーグラウンド」/おわり、或いは、あたらしいはじまり  

文庫版『そこから青い闇がささやき』によせて  

解説 池澤夏樹

目次

Ⅰ カラタチの花、トランク  
小さな自叙伝/写真のないアルバム  

Ⅱ こどもの樅の木  
昼下がりのバスストップ/燃え上がる炎/投獄された人々/黒い花  

Ⅲ 光る朝の雪  
見えない戦争/わたしの国の物語

Ⅳ ひなぎくの花  
向日葵の女の子/麦畑の娘たち/水の情景/野原、馬  

Ⅴ 鳥のために  
境界の文学/橋をめぐるものたち/デサンカさんのこと  

Ⅵ あどけない話  
花冷え、空襲警報/宇宙と、声と、沈黙と──ベオグラードは生きている/小さな声、かすかな音/歌、私たちが光を呼びもどすとき/一九九九年、春/隠された声たち──人間らしい人間のために/バスの伝説  

Ⅶ 泳ぐ花嫁  
本という贈り物/そして島は漂いはじめた──映画「アンダーグラウンド」/おわり、或いは、あたらしいはじまり  

文庫版『そこから青い闇がささやき』によせて  

解説 池澤夏樹

著者プロフィール

山崎 佳代子  (ヤマサキ カヨコ)  (著/文

山崎佳代子(やまさき・かよこ)
詩人、翻訳家。1956年生まれ、静岡市に育つ。北海道大学露文科卒業。サラエボ大学文学部、リュブリャナ民謡研究所留学を経て、1981年よりセルビア共和国ベオグラード市在住。ベオグラード大学文学部にて博士号取得(比較文学)。著書に『パンと野いちご』(勁草書房)、『ベオグラード日誌』(書肆山田)、『戦争と子ども』(西田書店)など、詩集に『黙然をりて』『みをはやみ』(書肆山田)、『海にいったらいい』(思潮社)など、翻訳書にダニロ・キシュ『若き日の哀しみ』『死者の百科事典』(創元ライブラリ)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。