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出版者情報
自分につながるアート
美しいってなぜ感じるのかな?
発行:筑摩書房
四六変形判
96ページ
定価
1,200円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2024年12月5日
- 書店発売日
- 2024年12月9日
- 登録日
- 2024年10月18日
- 最終更新日
- 2024年12月10日
書評掲載情報
2025-02-15 | 東京新聞/中日新聞 朝刊 |
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紹介
学校には「美術」の授業があるけれど、他の科目と違ってどう関わったらいいかがわからない。しかし例えば人間は太古から今もなお、絵を創作し、「美しさ」を追求してきた。「美術」とか「美しさ」って何だろう? アートを切り口に人間らしさとは何かを考えてみよう。
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・・・・・・一冊のノートや一本のペン、一着のシャツを選ぶだけでも、私たちは頭の中にある「これが自分にとって美しい」と思える基準に照らして判断を下します。選択の自由さえあれば、すべての人がこのような行動を取ります。それだけ、人間は「美しいかどうか」を重視する生きものと言えます。そして面白いことに、地球上に住んでいる無数の種類の動物のなかで、そのようなことをする生きものは人間だけなのです。考えてみると、これはとても不思議なことです。
私たちはなぜ「美」にそれだけこだわるのでしょう。そのような美を追い求めるために、人類は長い歴史のあいだ、ずっと絵を描き続けてきました。なぜ人間だけが、そのようなアートを必要とするのでしょう。──ではこれから、皆さんと一緒に人類だけがもつこの不思議な価値観について考えていきましょう。それはひいては、人間ってなんだろう、私たちは他の動物とどこが違うのだろう、といった考察へと繋がっていくはずです。(はじめにより)
目次
第1章 人間とアートは切っても切り離せない?!
第2章 アートはどのように生まれたか?
第3章 アートが“働く”とは?
第4章 アートが面白いってどういうこと?
上記内容は本書刊行時のものです。