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ちくま学芸文庫
人間の条件
発行:筑摩書房
縦15mm
549ページ
価格情報なし
- ISBN
- 978-4-480-08156-8 COPY
-
ISBN 13
- 9784480081568 COPY
-
ISBN 10h
- 4-480-08156-9 COPY
-
ISBN 10
- 4480081569 COPY
-
出版者記号
- 480 COPY
- 初版年月日
- 1994年10月
- 登録日
- 2015年8月20日
- 最終更新日
- 2015年8月20日
書評掲載情報
2019-03-30 | 日本経済新聞 朝刊 |
2017-10-08 |
読売新聞
朝刊 評者: 納富信留(東京大学教授、ギリシャ哲学研究者) |
2016-10-09 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 國分功一郎(哲学者) |
2012-05-27 |
日本経済新聞
評者: 前田新造(資生堂会長) |
紹介
条件づけられた人間が環境に働きかける内発的な能力、すなわち「人間の条件」の最も基本的要素となる活動力は、《労働》《仕事》《活動》の三側面から考察することができよう。ところが《労働》の優位のもと、《仕事》《活動》が人間的意味を失った近代以降、現代世界の危機が用意されることになったのである。こうした「人間の条件」の変貌は、遠くギリシアのポリスに源を発する「公的領域」の喪失と、国民国家の規模にまで肥大化した「私的領域」の支配をもたらすだろう。本書は、全体主義の現実的基盤となった大衆社会の思想的系譜を明らかにしようした、アレントの主著のひとつである。
目次
第1章 人間の条件
第2章 公的領域と私的領域
第3章 労働
第4章 仕事
第5章 活動
第6章 <活動的生活>と近代
上記内容は本書刊行時のものです。