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ニッポンの移民 是川 夕(著) - 筑摩書房
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【利用不可】

ニッポンの移民 (ニッポンノイミン) 増え続ける外国人とどう向き合うか (フエツヅケルガイコクジントドウムキアウカ)

新書
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発行:筑摩書房
新書判
256ページ
定価 920 円+税   1,012 円(税込)
ISBN
978-4-480-07710-3   COPY
ISBN 13
9784480077103   COPY
ISBN 10h
4-480-07710-3   COPY
ISBN 10
4480077103   COPY
出版者記号
480   COPY
Cコード
C0236  
0:一般 2:新書 36:社会
出版社在庫情報
重版中
初版年月日
2025年10月6日
書店発売日
登録日
2025年8月22日
最終更新日
2026年1月24日
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書評掲載情報

2026-01-10 日本経済新聞  朝刊
評者: 鈴木江理子(国士館大学教授)
2025-12-13 東京新聞/中日新聞  朝刊
評者: 関口威人(ジャーナリスト)
2025-12-13 朝日新聞  朝刊
評者: 酒井正(法政大学教授・労働経済学)
2025-12-07 読売新聞  朝刊
評者: 福間良明(京都大学教授・歴史社会学者)
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紹介

「仕事が外国人に奪われる」
「マンションが買えないのは外国人のせい」
「外国人が日本の社会保障を受けられるなんてずるい」
「外国人が来ると治安が悪くなる」
誤解と不安を取り除く!

国境を越えた移民のメカニズムから、
いま吹き荒れる排外主義まで
「移民」にまつわる基礎知識を、第一人者が解説――

少子高齢化による労働力不足や、流動的な世界情勢を受け、 近年日本に多くの外国人がやってくるようになった。2070年には、人口の約10%に達するとも言われる。それに対し、 治安や社会保障に関する不安の声は多く、 排外主義も台頭している。 移民は日本にとって救世主なのかリスクなのか? 日本は欧米のように分断されるのか? 移民なしではこの国はもたないのか? 第一人者が、エビデンスを基に、 移民政策の歴史と未来について考察。移民をめぐる議論に一石を投じる。

目次

はじめに

序章 増え続ける外国人
1 増え続ける外国人
2070年には10人に1人が外国人に/日本はまだ移民を受け入れられるのか?/隠された「人口ボーナス」としての外国人
2 日本における「移民政策の不在」
根強い「移民政策の不在」論/ 「日本に移民政策はない」は本当か?/グローバルな視野が欠けた移民政策論/本書の構成/想定される読者

第1章 「日本に移民政策はない」は本当か?――現代日本の移民政策
1 「日本に移民政策はない」と言われるのはなぜなのか?
2つのアプローチ/移民政策不在論のパラドクス
2 移民政策が抱えるジレンマ
「移民」とは誰か?/移民政策の基本構造/国際的なガバナンス体制の欠如/持続可能な開発目標/安全で秩序ある正規の移住のために/国家が抱えるジレンマ
3 世界の移民政策
中心的な地位を占める「永住型移民」 /増えつつある「一時滞在型移民」
4 現代日本の移民政策
実は多くを占める永住型移民/日本は一時滞在型移民受け入れ世界第6位/リベラルで開放的な移民政策を取る日本/日本のアドバンテージ/国際的な枠組みにおける評価/日本は「移民国家」である/さらなるリベラル化の可能性/移民政策の謎を解くため、歴史の深層へ

第2章 少子高齢化と移民を考えるために――移民政策の歴史
1 グローバルな移民政策の動向
現代国際移住システム前史/戦後に増加した旧植民地からの移民/グローバル化した冷戦後の移民/戦後アジアの移住システム/グローバル化と「移民の女性化」/国際移住のさらなる拡大/「リベラル・モデル」から「マーケット・モデル」へ/日本の移民政策は閉鎖的なのか?
2 移民送り出し国としての戦前日本
移民送り出しの3つの潮流/ハワイ、アメリカ移住と受け入れの停止/ブラジルや旧植民地への移住
3 入管行政はなぜブラックボックス化したのか?
4つの時期区分とそれぞれの特徴/ 「管理と排除」の時代/入管行政ブラックボックス化の原因
4 戦後日本移民政策の展開
難民条約をきっかけに人権が拡充された/在日コリアンの定住化と権利獲得/ 「埋め込まれたリベラリズム」の成立/アジアの国際労働市場の勃興/ハイスキル人材の受け入れ/ 「技能実習制度」の創設/ 「技術実習制度」の沿革/ 「サイドドア」としての技能実習制度/帰還する日系人の受け入れ/意図せざる「サイドドア」
5 少子高齢化と移民政策
ハイスキル人材受け入れの国策化/中間的職種の「発見」 /介護分野での移民受け入れ/特区制度とオリンピック対応/下からの拡大/ 「ダムの決壊」としての特定技能制度/永住資格へとつながる技能実習制度/ 「育成就労制度」の創設/入管行政の政策化/外国人人口増加の内実/人口減少と移民受け入れ意識の向上/日本の移民政策の歴史的起源

第3章 人はなぜ国境を越えて移動するのか?――移民理論の現在地
1 移民の原因は経済格差なのか?
経済格差で人は移動する――機能主義的理論/資本主義が人の移動を決める――歴史構造的理論/移民は底辺層になる――二重労働市場理論/家計が人の移動を決める――新家計経済学アプローチ/経済発展が人の移動を決める――移動転換理論/人は「よく生きる」ために移動する――意欲?潜在能力モデル
2 人は世界をどのように移動しているのか?
グローバルな国際移住/アジアから産油国と日本に向かう
3 移民はなぜ日本を目指すのか?
移住意欲から見た日本/日本はもう「選ばれない国」なのか?/日本への移民は今後ますます増加する/日本経済が衰退しても移民は増える

第4章 技能実習制度は「現代の奴隷制度」なのか?――成長するアジアと日本
1 移民はどうやって日本に来るのか?
国際労働市場とは何か?/国際移住の3つのステップ/投資プロジェクトとしての移住/ 「中国移民の日本侵略」?
2 安全で公正な国際移住とは?
移住仲介機能とはそもそも何なのか?/移住に必要なスキルをめぐる難題/現実的でない「政府対政府」の移住ルート/移住仲介者を排除することは可能か?/安全で公正な「国際労働移住コリドー」の形成/どうしたら移民は増えるのか?/アジアの国際労働市場と日本

終章 吹き荒れる排外主義の中で――移民政策の未来
1 高くなる地域間の壁と拡大する域内移動
高まる欧米の排外主義/空前のペースで増加する国際移住/排外主義が民主主義を破壊する/日本が進むべき道
2 移民政策を展開する
アジアの成長をどう受け止めるか/マクロ経済の視点/年金制度の持続可能性/健康保険「タダ乗り」の懸念は間違い/移民の実態を明らかにすることが必要
3 地域、企業単位で見た移民政策の可能性
受け入れの現場は職場や地域/地方圏で高まる外国人受け入れへの意欲/アジアの自由移動圏構想
4 移民政策の未来
欧米の経験をどう捉えるか/日本の経験のどこを大切にすべきか/移民をどこまで包摂すべきか/吹き荒れる排外主義の中で/日本の移民政策の未来

あとがき
参考文献

著者プロフィール

是川 夕  (コレカワ ユウ)  (

是川 夕(これかわ・ゆう):1978年青森県生まれ。国立社会保障・人口問題研究所国際関係部部長。東京大学文学部卒業。カリフォルニア大学アーバイン校修士課程修了。東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士(社会学)。内閣府勤務を経て現職。OECD移民政策会合メンバー。OECD移民政策専門家会合(SOPEMI)メンバー。著作に『移民受け入れと社会的統合のリアリティ──現代日本における移民の階層的地位と社会学的課題』( 勁草書房)、『人口問題と移民──日本の人口・階層構造はどう変わるのか』(明石書店、編著)、『国際労働移動ネットワークの中の日本──誰が日本を目指すのか』(日本評論社、編著)、『Recruiting Immigrant Workers: Japan 2024』(OECDとの共著)他多数。

上記内容は本書刊行時のものです。