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出版者情報
東北史講義【近世・近現代篇】
発行:筑摩書房
新書判
272ページ
定価
880円+税
- 初版年月日
- 2023年3月7日
- 書店発売日
- 2023年3月9日
- 登録日
- 2023年1月26日
- 最終更新日
- 2023年2月28日
紹介
米穀供給地として食を支え、近代以降は学都・軍都として人材も輩出、戦後は重工業化が企図された。度重なる災害も念頭に、中央と東北の構造を立体的に描き出す。
「東北」とは、幕末から近代において作られた言葉である。古代以来の律令制国たる陸奥・出羽二国の領域を「東北」と呼称して、地方の一体性を強調する現象が発生していくのは、主に近代以降のこと。時としてそこには「後進」や「周辺」の意味が込められている場合がある。本書は、この問題関心のもと、近世・近現代の東北史を三つの視点から描写する。一点目は、中央との位置。二点目は、各地との交流。三点目は、中央の影響力のもとでの地域の独自性である。
上記内容は本書刊行時のものです。