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出版者情報
ホモ・エコノミクス
「利己的人間」の思想史
発行:筑摩書房
新書判
320ページ
定価
940円+税
- 初版年月日
- 2022年3月8日
- 書店発売日
- 2022年3月10日
- 登録日
- 2022年1月25日
- 最終更新日
- 2022年3月2日
書評掲載情報
2023-03-18 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 栗原裕一郎(評論家) |
2022-05-08 |
読売新聞
朝刊 評者: 苅部直(東京大学教授・政治学者) |
2022-04-23 |
朝日新聞
朝刊 評者: 三牧聖子(同志社大学准教授) |
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紹介
経済学が前提とする「利己的で合理的な主体」はどこで生まれ、どんな役割を果たしてきたのか。私たちの価値観を規定するこの人間像の謎を思想史的に解き明かす。
自分の利益を第一に考えて合理的に行動する主体=「経済人(ホモ・エコノミクス)」――経済学が前提とするこうした人間像はどこで生まれたのか。多くの批判にさらされながらも、それが世界を動かす原動力でありつづけているのはなぜか。「金儲け」が道徳的に蔑まれた古代・中世そして非近代の社会から、近代経済学が確立する「限界革命」の時代をへて、ホモ・エコノミクスが社会の広範な領域に浸透する現代まで。「自己利益の追求」が当たり前の価値として受け容れられるに至ったからくりを、思想史の視座から解き明かす。
上記内容は本書刊行時のものです。