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出版者情報
北方領土交渉史
発行:筑摩書房
新書判
240ページ
定価
940円+税
- 初版年月日
- 2021年9月7日
- 書店発売日
- 2021年9月9日
- 登録日
- 2021年7月21日
- 最終更新日
- 2021年9月1日
書評掲載情報
2021-11-07 |
読売新聞
朝刊 評者: 加藤聖文(国文学研究資料館准教授・歴史学者) |
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紹介
「固有の領土」はまた遠ざかってしまった。歴代総理や官僚たちが挑み続け、ゆっくりであっても前進していた交渉が、安倍外交の大誤算で後退してしまった内幕。
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雪解けが近づいたこともあった。しかし現在、ロシアとの交渉には冷たい氷の壁が立ちふさがり、「固有の領土」はまた遠ざかってしまった。戦後、歴代総理や官僚たちが使命感のために、政治的レガシーのために、あるいは野心や功名心に突き動かされて、この困難に挑み続けてきた。そして、ゆっくりとであっても前進していた交渉は、安倍対露外交で明らかに後退してしまったのだ。その舞台裏で何が起こっていたのか。国家の根幹をなす北方領土問題を、当時のインサイダー情報も交えて子細に辿りながら、外交交渉の要諦を抽出する。
上記内容は本書刊行時のものです。