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復帰50年の沖縄世論 熊本 博之(編著) - 筑摩書房
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復帰50年の沖縄世論 (フッキゴジュウネンノオキナワヨロン)

社会科学
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発行:筑摩書房
四六判
240ページ
定価 1,700 円+税   1,870 円(税込)
ISBN
978-4-480-01824-3   COPY
ISBN 13
9784480018243   COPY
ISBN 10h
4-480-01824-7   COPY
ISBN 10
4480018247   COPY
出版者記号
480   COPY
Cコード
C0336  
0:一般 3:全集・双書 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2025年6月16日
書店発売日
登録日
2025年4月18日
最終更新日
2025年8月18日
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紹介

沖縄では、米軍基地に対する態度と、自身のナショナル・アイデンティティの位置づけが結びつくような状況がある。2022年9月、両者の複雑な関係を明らかにするために行われた世論調査は、沖縄県民3800人を対象とし、1000人以上から回答を得た大規模なものになった。本書は、その結果から見えてきたものを示す。

目次

序章 沖縄におけるアイデンティティと米軍基地問題 熊本博之・田辺俊介
1 復帰50年をむかえた沖縄のアイデンティティ
2 本書で用いる世論調査データの概要
3 本書の構成
4 本書における用語法について

第1章 アイデンティティ――沖縄における多様性と複層性 田辺俊介
1 沖縄における「アイデンティティ」
1-1 沖縄における「アイデンティティ」とは何か?
1-2 沖縄の歴史とアイデンティティ
1-3 測定される「アイデンティティ」
2 自分は「何人」か?
2-1 自身の定義としてのアイデンティティ
2-2 誰が、どのアイデンティティを抱いているのか
 何によって「沖縄人」「日本人」を定義しているのか
4 アイデンティティの多様性とその影響力

第2章 階層――沖縄における格差と政治 田辺俊介
1 沖縄における社会階層
1-1 沖縄における階層構造の現在
1-2 沖縄の階層構造とその歴史性
2 社会階層と政治意識の関連
3 沖縄における階層と政治意識の関連性
3-1 沖縄における階層分布とそのアイデンティティとの関連
3-2 社会階層と政治意識
4 沖縄における社会階層と政治意識

第3章 若者――基地意識の世代差の背景にあるもの 米田幸弘
1 世代差を問う視点
2 基地意識からみる若者の傾向
2-1 「オール沖縄」との距離感
2-2 「理不尽さの感覚の弱さ」と「消極的な容認」
3 補論 加齢効果なのか世代効果なのか
4 基地意識の世代差はどこから来るのか
4-1 世代差の要因をめぐる4つの仮説
4-2 仮説の検証
5 異なる言論空間、異なる世代経験

第4章 政治――県知事選の投票行動と反基地運動に対する評価 松谷満
1 「民意」を理解するための3つの問い
2 なぜ知事選で革新(オール沖縄)候補が勝てるのか
3 なぜ若い世代では革新(オール沖縄)候補が勝てないのか
4 なぜ反基地運動への共感は広がらないのか
5 明らかになった「民意」

第5章 辺野古移設――賛成する人たちの葛藤 熊本博之
1 断絶と分断
2 普天間基地の辺野古移設についての意識状況
2-1 辺野古移設への賛否
2-2辺野古移設をめぐる意見の現状
3 辺野古への移設に葛藤を抱える人たち
4 普天間基地移設問題が沖縄社会にもたらしたもの

終章 復帰50年の沖縄世論 熊本博之
1 プレスリリースへの反応
2 基地負担そのものへの評価と投票行動
3 基地反対運動への評価
4 ナショナル・アイデンティティと階層
5 溝を埋め立てるために

補章 沖縄県における/関する世論調査――「沖縄とは何か」を探る軌跡 高橋順子
1 沖縄県における調査、沖縄県に関する調査
2 復帰前の世論調査――世論形成/復帰の方法/格差是正
2-1 政府、自治体等による調査
2-2 新聞社、放送局等のマスメディアによる調査
2-3 大学、学術団体、シンクタンク等による調査
3 復帰後の世論調査││復帰評価/米軍基地/文化的資源/自立
3-1 政府、自治体等による調査
3-2 新聞社、放送局等のマスメディアによる調査
3-3 大学、学術団体、シンクタンク等による調査
4 沖縄県における世論調査の特徴
5 沖縄県における世論調査一覧

あとがき
参考文献

著者プロフィール

熊本 博之  (クマモト ヒロユキ)  (編著

熊本 博之(くまもと・ひろゆき):1975年、宮崎県生まれ。明星大学人文学部人間社会学科教授。著作に『辺野古入門』(ちくま新書)、『交差する辺野古 問いなおされる自治』(勁草書房、第47回藤田賞)、共著に『東京の生活史』(筑摩書房)、『米軍基地文化』(新曜社)などがある。

田辺 俊介  (タナベ シュンスケ)  (編著

田辺 俊介(たなべ・しゅんすけ):1976年、神奈川県生まれ。早稲田大学文学学術院教授。専門は社会意識論、計量社会学。著作に『ナショナル・アイデンテイティの国際比較』(慶應義塾大学出版会)、共著に『格差と分断/排除の諸相を読む』(晃洋書房)、『日本人は右傾化したのか』『民主主義の「危機」』(ともに勁草書房)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。