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企業は社会の公器 グローバル・リスクマネジメントの本質~ステークホルダーとの「3つの約束」がビジネスを支える~ 藤猪 正敏 (著/文) - 第一法規
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企業は社会の公器 グローバル・リスクマネジメントの本質~ステークホルダーとの「3つの約束」がビジネスを支える~

発行:第一法規
A5判
234ページ
定価 3,000円+税
ISBN
9784474069619
Cコード
C2034
実用 単行本 経営
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2020年6月8日
最終更新日
2020年6月8日
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紹介

グローバル・リスクを、「3つの約束」(「社会との約束」「社内の約束」「第三者との約束」)で整理し、どう行動せうべきかが理解できる。著者の企業における実体験をベースに、海外子会社を想定し、社長の思い、実際に組織の立上げ、実務を推進する国内の海外担当責任者(取締役・総務部長を想定)との会話をストーリー仕立てにし再現。

〇全体3章構成
〇第1章は、総論部分で、世界の動向と、グローバル・リスクを、「3つの約束」(「社会との約束」「社内の約束」「第三者との約束」)で整理し、どう行動しどのように契約等を結ぶかをわかりやすく解説。
〇第2章は、著者の企業における実体験をベースに、海外子会社を想定し、社長の思い、実際に組織の立上げ、実務を推進する国内の海外担当責任者(取締役・総務部長を想定)との会話をストーリー仕立てにし再現。読者が疑似体験できる。
〇第3章は、過去に起きた不祥事を題材に、国内の海外担当責任者(取締役・総務部長)と現地法人責任者との会話で再現(ストーリ―仕立て)することで、読者が、具体的な行動や対応方法を理解でき、疑似体験できる。

目次

第1章 グローバル社会における正しい企業経営
~グローバル・リスクマネジメントへの道~

第1 節 「社会の公器」としての企業と「正しい経営」
第2 節 「正しい経営」を支える「グローバル・リスクマネジメント」
第3 節 「正しい経営」を支える「グローバル・リスクマネジメント」~経営は「3 つの約束」で繋がっている~

第2 章 「正しい経営」を支えるグローバル・リスクマネジメント

第1 節 グローバル・リスクマネジメントの構想に着手
国によって取引条件が異なることもある
サプライチェーンにかかるリスク
気になる事業リスクの多くは海外事業のリスク!
ハインリッヒの法則~ 1 つの重大事故の背後には沢山の異常が隠れている~
合弁企業の相続は注意すべき!
事業部長会議における伊藤部長の注意喚起は、誰も予期しないような点を突き、インパクトがあった
海外事業に関する無知は、放置できない!~早急にリスクを理解しなければならない~
経営のあり方というのは、その時代の経営環境の落とし子ではないのか?
事業部に任せきりのリスク対応ではなく、本部プラス事業部という協働を通じてのリスクマネジメントが必要!
単独主義では、イノベーションの時代に勝利を得ることは難しい~時代にマッチした協働なりチーム力が期待される!~
新たな自主責任経営をスタートさせたい
最初から完全なものを構築するのではなく、拙速を貴ぶやり方で臨んでもらいたい
GRMの目的に向かって全員が衆知を集める
TFグループ全社のGRM構築の指針となるようなTFDのGRMを目指す!
国内外の法務室長にも賛同を得る
社長から要請のあったGRM全体の基本構想は、「17の主要ポイント」としてまとめられた
「17の主要ポイント」は、本当によくできている!
リスク対応は、絶えず、新たな観点から考える~惰性を避ける!
本部の姿勢も変えなければならない!
任せて任せず
各事業部のGRM計画に基づくヒアリングを実施し、リスク毎の対応を検討~本部による積極的なサービス提供を~
3つの遅いは論外!
事業部長の意思決定にもスピード感が不可欠
大至急、事業部長訪問を!

〈定例取締役会〉

定例取締役会始まる
リスクは拡散している
リスクマネジメントは喫緊の課題
自主性なきところ、形骸しか残らない!~“仏作って魂入れず”になっていないか?~
事業部制は、社外のみならず、社内での競争を促す~時代的に、長所となり暗所ともなる!~
事業部が行う業務のあり方を変えるのがTFDの喫緊の課題!
本部の職能部門も一大変革が求められている!
リスクの中には、事業部で生じたものであっても全社に関わるリスクである場合がある~規範違反や品質不具合に関するものはその典型!~
悪い情報も一夜にして世界に知れ渡る
GRMの基礎は3 つの約束!
GRM活動は、GRM規程と通達によって規律される!
グローバル・サプライチェーンにおけるGRMの必要性と重要性
サプライチェーン・リスクのマネジメントは誰が主体的に行うのか、事業部か、それとも、本部か?
TFD事業に影響を与え得る情報の収集と分析は、本部主体者プラス事業部補助者の協働が適切!TF本社の支援も必要
3 つの約束がGRMのバックボーンであり、正しい経営か否かを判断する場合の基準となる!
リスク発生の原因追究に弱さを感じる!
人間大事の経営観と米欧流経営観の調和~和魂洋才の知恵が要る!~
第2 節 グローバル・リスクマネジメントの実践
社長通達とCREO通達が日本語と英語で発信 GRM開始!
第1 回国内GRM会議の出席メンバーは、事業部の自主責任経営の責任者である事業部長と事業部リスクマネジャー!
企業法務の責務も変わる。企業法務機能も時代とともに変化する生き物!
GRMスタート~事業リスクはらせん状の階段のように複雑化していく!~
企業は社会の公器、この認識がGRM発意の原点!~GRMの使命は、TFDの正しい経営を支えること~
山下副社長の思い
第1 回国内GRM会議に向けて
社会の公器としての企業と正しい経営の関係
正しい経営とGRMの関係
組織としてのGRM体制を如何に動かすのか~基本の考え方は衆知による運営を目指す~
組織としてのGRM体制を維持し、さらに成長・発展させるための3つの基本的要素
正しい経営の維持、正しい事業のあり方を阻害する3 つの毒
社員なりの善管注意義務という発想があっても良い
事業に関連するGRM実践の主体者は、事業部である!
事業部の再編があっても、第三者との契約は守らなければならない~契約管理システムの構築は時間を費やしてでも確実に!~
第1 回国内GRM会議の直後から行うべきは、協働による成果の積み重ね
GRMは持続こそが重要~持続のために必要なものとは?~

〈第1 回国内GRM会議〉

第1 回国内GRM会議 第Ⅰ部
第1 回国内GRM会議 第Ⅱ部
デバイス事業は一つ、事業部プラス本部で一つのTFD~GRMはそれらの牽引者!~
如何なる事業部組織になろうとも、本部プラス事業部協働のチームプレーは当たり前

〈第1 回海外事業部GRM会議〉

5月下旬、第1 回海外事業場GRM会議が開かれた
TFDの中の2 つの組織体を掛け合わせる~新しい事業部経営のスタート~
GRM活動に基づく協働の本質は、対立と調和と考えられる!
協働は、丸投げをするためではなく、衆知を集め学ぶことを目的としている
安全保障貿易管理においても3 つの毒の排除が肝

第3章 グローバル・リスクマネジメントの進化と「正しい経営」の更なる確保を目指して

第1節 スタートからの6 カ月を振り返る
~社長提案による3 人会~
第1回目の3 人会
成果は、自主性を再認識し事業部長が率先垂範し始めたこ
本部と事業部の協働がいい結果に結びついた
伊藤が感じた協働の必要性
協働とは、お互いに一歩踏み込んだリスク共有の業務スタイル
協働は本音のやり取りが前提となる!
協働の成果事例:国際契約交渉
GRM活動を受容する職場風土をつくる!
物事は、責任者による率先垂範があってこそ!

第2 節 TFD流のGRM活動のベースは「3 つ」
1  3 つの基本的要素についての報告
(1) 3 つの基本的要素の中のコミュニケーションについて報告~コミュニケーションは、業務に不可欠な報告であり対話である~
GRMにおけるコミュニケーションの共通言語は英語と日本語の2つ!
コンプライアンス経営に欠かせない内部通報制度~これは、コミュニケーション機能の重要な一部!しかし、誤りなき運用を!~
内部通報の設置窓口
内部通報制度の運用には、細心の注意を!~正しい経営の維持に有益、しかし、運用の失敗はGRM活動の信頼喪失に繋がる!~
内部通報の効用(その1 )~談合などの独占禁止法違反行為の発見~
内部通報の効用(その2 )~海外での贈収賄行為の発見に~
重要な事業関連法令の域外適用が増えている!
政府許認可を取得している国・地域においては、特に、贈収賄禁止の徹底を!
(2) 3 つの基本的要素の中の共通の目的について報告
日常のGRM活動の過程で、共通の目的の大切さを理解し、自ら強化する!
契約リスクマネジメントの一環としての受発注リスクマネジメント
各地に広がるコンプライアンス意識
(3) 3 つの基本的要素の中の協働の意志について報告
協働とは、経営力の拡大!
2  3 つの約束についての報告
3 つの約束が具体的に分類・整理できた
3 つの約束は、適法性(コンプライアンス)と正しさ(リスクマネジメント)の双方を満たす内容
(4)社会規範についての報告~社会規範は、企業と社会を結び付けるブリッジ、社会規範のコンプライアンスは、TFDが社会の公器であるための前提条件!~
ソフトローとハードロー
本部によるモニタリングも計画中
本部モニタリングの意義は、監視ではなく、正しい経営のための礎
コンプライアンスには、メリハリが必要
(5)社内規範についての報告
社内規範の中の経営理念の位置づけ
TFグループの経営理念には、今後も生き続ける不易がある!
(6)第三者との約束についての報告
成長エンジンとしての契約は、体系的な契約管理システムに基づき保管される
GRMに基づいた運用も変更することでリスクを減らす
契約の「中」と契約「前後」のリスクにも細心の目配り、気配り、心配りを!
契約書は飾りではなく、事業の本質~契約は、経営者による約束!~
創業者の「契約観」には厳しさがあった!
契約GRMは、契約と事業を再結合するのが目的
今後GRMで活かすべき契約事例
接触段階と予備的合意は注意すべき契約実務
契約には契約期間を定めるべし
長きにわたる国際合弁事業も役割を終えるときが来る!契約も時代の子
社内での契約締結までの手続きをどう取るべきか?
法務の専門家が交渉に同席するのは自然の流れであり、当然のこと!
いずれが契約文書をドラフティングするのかは、重要な交渉戦略
契約事項は内部統制の対象
契約書は、事業とリスク双方のバランスがとれた形に!
話合いの優先順位は、訴訟大国の米国でも高い!
話合いで解決できないこともある!
出口戦略としての紛争処理条項も進化している~ある時代の他社の事例~
契約に基づく権益を守るためには、契約が法的に強制可能でなければならない~国際契約に規定すべき3 つのカテゴリーとは?~
3  排除すべき3 つの毒
GRMを阻害する3 毒を徹底的に排除しなければならない!
3 毒も活発な生き物として増え続け変化し続ける~リスクの学習、毒の排除には終わりがない~
4  社外法律事務所のネットワークづくり
TF本社法務部からの協力を得ながら見本となる形を
実務に長けたグローバル法律事務所の選択が必要!
2 種類の法律事務所とは?
GRM対応法律事務所に求められるさらなる役割とは?
どの事務所を選ぶのが妥当なのか?
サポート部隊に対する応援部隊は、本社とタッグを組む方向で!
ローカルリスク対応法律事務所の整備を試みる!
TF本社もTFDのGRMに期待している!

上記内容は本書刊行時のものです。