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日本文学の扉をひらく 第三の扉
戦争とたたかった人たちの物語
発行:スペース伽耶
新書判
縦175mm
横108mm
厚さ17mm
重さ 270g
316ページ
定価
1,000円+税
- 初版年月日
- 2023年1月31日
- 書店発売日
- 2023年1月27日
- 登録日
- 2023年1月23日
- 最終更新日
- 2023年1月24日
紹介
本書は『世界文学の扉をひらく』シリーズとならぶ日本文学編の第三巻である。
収録した五つの対話は、いずれも日中戦争および太平洋戦争に駆り出され、兵卒、下士官または将校として、戦争とはなにかを身をもって考えざるを得なかった作者たちによる小説をめぐって交わされた。
そこに現われているのは、戦争そのものとたたかうことになった人間の姿である。それゆえ本書の副題に「戦争とたたかった人たち」と冠した。
各章ごとに作品紹介を掲げ、作者略歴と入手可能な参考文献を付した。
目次
第1章 犬死とどう向き合うか―― 梅崎春生作『桜島』
第2章 そのとき「私」はどこにいたのか―― 武田泰淳作『汝の母を!』
第3章 出発と待機のあいだで―― 島尾敏雄作『出発は遂に訪れず』
第4章 慰安婦を連れて最前線へ―― 田村泰次郎作『蝗』
第5章 失われざるもの―― 長谷川四郎作『鶴』
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。